オスマン帝国外伝シーズン3あらすじ【78話】【79話】【79話】大建築家・スィナンがヒュッレムのモスクを建てる E97

アフセンをスンビュルがヒュッレムの前に連れてくる。アフセンにヒュッレムは策を授ける。

ハティジェの去る日が来た。子供たちも行きたくない様子だ。

「ルトフィは大宰相になったが、決してイブラヒムにはなれないわ」

と言い残して、
ハティジェは思い出深い宮殿から去って行く。

ハティジェの夫は狩りに参加するように、ルトフィ大宰相に勧められる。
ムスタファを守るようにとのことだった。

マトラークチュがスィナンを訪ねてきた。スィナンの仕事場の机にはアヤソフィアにちなんだ設計図がある。それを見て

「大きなジャーミを作りたいのか」

と尋ねると

「そうだ」

と答える。

「実をいえばのもっと大きなジャーミがある 」

と付け加えると

「サンタマリア教会か?」

そうなのだ。この男はサンタマリヤ教会に負けないくらい大きな大きなジャーミを作りたいのだ。

ただ難しいと言う

実はマトラクチュはヒュッレムのジャーミの話をしに来た。

「アヴラトジャーミを知ってるかい?」

「知らないわけがない」

「なぜあのジャーミがなかなか出来上がらないのか」

とマトラクーチュがたずねると

「計算をしたのは私だ」

とシナンは言う。
建設時間がかかりすぎているため、シナンがヒュッレムのジャーミの建築を任されることになったこと、
スレイマンが彼をミーマルパシャに任命したことをマトラークチュは伝える。

任命書を見るやいなや、ミーマルシナンは飛ぶようにアブラトジャーミの建築現場へ急いだ。
彼の建築に対する情熱と同じくらい情熱を抱く者を古今東西どこを探しても発見することは難しいだろう。

ブルサでは狩りが行われようとしている。
ムスタファもやって来るがスレイマンはムスタファの挨拶を受けない。

スレイマンはメフメトには優しく狩りのやり方を教える一方、ムスタファには叔父のコルクトについて話をする。

ムスタファが彼に似ていると言う。

スレイマンがムスタファが背いたと思っていると知り、ムスタファは謝りに行く。許しなく行動したことを謝ると、スレイマンは

「ムスタファが皇帝の代わりに決定した。
ムスタファは自分を信じすぎている。
彼の傲慢さが許しを乞うことを難しくしている」

と言う。そして

「忘れるな、傲慢さをお前が制御できなければ、傲慢さがお前を支配する」

と付け加える。

そこに同席していたメフメトが兄ムスタファをかばう発言をすると、それが逆にムスタファを悲しませた。
父の目の前で自分がメフメトよりも下に感じたからだ。

そこでメフメトはムスタファに謝る。
メフメトはいつもいい弟だ。
兄のために何かをしたいと思うが、何かすればするほどムスタファは悲しい思いをするようだ。

運命が2人を仲良くさせない。

気が沈んだムスタファは早めにマニサへ帰る。
この狩りの出来事でムスタファはスレイマンは自分が謀反を起こすかもしれないと思っていると知った。

79話
シャースルタンの女官のアフセンは薬をとりに宮殿に来る。メルジャンは彼女を呼び止める。

「シャースルタンの薬よ」

と言うとメルジャンは心配になってシャースルタンを訪れる。

ミフリマーフは思いもかけないことをする。
実は付き人にマルコチョールをつけさせていた。

付き人がトマスの姪シルビアと会っているとミフリマーフに伝えると、ミフリマーフはその女性を捕まえて

「マルコチョールに近づくな」

と脅かす。

このことを知ったヒュッレムはミフリマーフに注意するが、ミフリマーフはまだマルコチョールをあきらめられない。

そこでヒュッレムは自分の耳でマルコチョールの本心を聞くように仕向けた。
マルコチョールは

「彼女は私の目にはいまだ子供です」

と言う。それを聞いたミフリマーフはなみだをながす。
もしもだがマルコチョールが結婚を承諾したならヒュッレムはゆるしたのだろうか?

ミーマル・シナンはジャーミの報告にやってくる。ミーマル・スィナンは建築のことをとてもうれしそうに話す。
かれには情熱を感じる。ヒュッレムが来て

「いつごろ完成するの?」

と尋ねると

「6か月後には完成します」

と答えると2人は満足げだった。

ミフリマーフは決意した様子でスレイマンを訪れる。そして

「リュステムパシャと結婚することを受けいれます」

という。驚くヒュッレム!

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