オスマン帝国外伝シーズン1 あらすじ27話 エピソード14前半

ハレムではヒュッレムは泣いている。
船の中でイブラヒムにニコが尋ねる。「なぜ大宰相だったことを黙っていたのか」と。
愛のためにすべてあきらめてきたからだと答えるイブラヒム。イブラヒムの想いを一身に受けるハティジェはと言えば、兄スレイマンが「自分のことなど何も考えていない」とギュルフェムに話す。
皇太后はハティジェの愛の告白に戸惑い気分を害している。イブラヒムはカプクル(奴隷兵士)だったから。彼女はスレイマンに会うとヒュッレムのことを話す。スレイマンはヒュッレムをエスキサライ(旧宮殿)に追放すると決断したようだ。それでヒュッレムは泣いていたわけだ。
マヒデブランと皇太后ができなかったことを、サードゥカは一瞬のうちに可能にした。彼女の無計画さがヒュッレムを追い出すことを成功させた原因の1つかもしれない。誰も読めない・・・サードゥカと言う思いもかけない人の思いもかけない行動がヒュッレムの追放を可能にしたのだった。

一方宮殿についたイブラヒム一家は門の前で別れの挨拶をする。何も知らないニコは「中に一緒に入る」と言うが「それは許されない」とイブラヒムが言うと、ではここで待っているという優しいニコ。
イブラヒムはニコに「父のことをよく面倒見てくれ」(ババマ イイバク)と言っ手今生の別れを惜しむ。イブラヒムは死にに行くつもりだから二度と会うことはできないと思っていた。そして父親に自分の亡骸は母のそばに埋めてほしいと遺言するが、イブラヒムは母のそばで眠れるのだろうか?彼の思いとは別に彼のお墓はイスタンブルにある。

門へ向かうイブラヒムの後ろ姿は痛々しい。イブラヒムの到着をスュンビュルがスレイマンに伝える。イブラヒムは覚悟をもう一度決め、スュンビュルの厳かな「ヴェズーレアーザム イブラヒム・パシャ ハズレトレリ」という声と共にスレイマンの部屋の中に入る。ハティジェは心配でたまらない。座ってられず、クルバン(犠牲の貢ぎ物)になった気分だとギュルフェム妃に言うと、「神に助けを求めるのみ」とギュルフェム妃は神頼みをする。
イブラヒムはスレイマンに「私が死ぬならば貴方の御前で死ぬように、と命じられたのですね」と言って小袋を渡す。小袋の中には大宰相の証であるスレイマンの花押が入っている。「あなたが(命を)御取りになりますか、それとも私自身で・・・」と勇敢にはなしをつづけるイブラヒムは、自分の亡骸は故郷に埋めてさせてほしいと伝えることも忘れなかった。

乳飲み子のミフリマーフと小さなメフメットと別れ離れにさせられたヒュッレムは子供たちにに会いに行くが門番にしっかり止められ会うことができない。そこへニギャールが来て「皇太后がお呼びだ」と伝えると、ヒュッレムは許されたと思い急いで皇太后の元へ行く。
だがヒュッレムは「エスキサライへ行くように」と命じられる。それも「明日には立つよう」にと伝えられる。「私は人殺しではない」(ベン カーティル デイリム)「自分は無実だ」と釈明するが聞き入れない皇太后。「これは罠よ」と叫びながら出ていくヒュッレムだが、彼女を救える証拠は今のところ何もない。

スュンビュルアーがハティジェの元にやってきて「陛下がお呼びです」と伝えると、ハティジェは「なくなったのか」と聞きながらスレイマンの元へ出向く。

スレイマンはハティジェにメフメット・チェレビとの婚約破棄とイブラヒムとの結婚について伝えるとハティジェは驚きのあまり失神する。
目覚めハティジェの顔に笑みがこぼれる。そして庭でイブラヒムと会い喜びを分かち合う。ギュルフェムがもう行かなければと伝えるとハティジェは「わかれのときがきたわ」(アイルルク ヴァキト)と言うと
イブラヒムは「もう別れはない。もうすぐだ。私たちが一緒になるのは」と答える。
宮殿の外では心配しているニコと父が待っていた。生きているイブラヒムを見てこれまた喜ぶ2人。
問題が解決したイブラヒムには仕事がたくさん待っていた。まずはフェルハトパシャとアフメットパシャをどうするかをスレイマンに任される。
アイシェを刺した張本人のサードゥカをヒュッレムは尋ね、「何か思い出したらスュンビュルに伝えるように」と頼む。サードゥカはナイフを隠そうと必死だ。もしヒュッレムが床に落ちたナイフを見たら彼女は一巻の終わりだ。サードゥカはやっとのことでナイフを捨てることができた。

ハティジェとイブラヒムの結婚のことを聞いた皇太后は自分の言うことに耳を貸さない子供たちのことを嘆く。そして今まですべて彼らのためにやってきたのに皇太后への敬意がなさすぎるとダイェに話すが、ダイェは思いもかけない返事をするので皇太后は驚く。
ダイェ曰く「愛する者たち 愛へに敬意を望んでいます」(アーシュク オランラル  アーシュカ ヒュルメト イスティヨル)

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