オスマン帝国外伝シーズン3あらすじ【86話】リュステムの陰謀でイスタンブルに召喚されるムスタファ E101
スレイマンは夢を見る。
ルトフィの命乞いをするシャースルタン。
フズルはマニサを訪れる。
イスタンブルに連れてこられたムスタファは敵の大使と会ったことが咎められる。
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扉を開けるとメフメト、セリム、バヤズィット、ジハンギルそしてミフリマーフが死装束(ケフェ)に包まれて横たわっている。
そこへ
「スレイマン」
と言う声が聞こえる。
ヒュッレムだった。見るとヒュッレムもケフェ(死装束)に包まれていた。
みんな死んでしまった。
剣を抜き駆けだすスレイマン。
向かった先は玉座についているムスタファだった。
ムスタファの刀からは血が垂れていた。血を見た瞬間ムスタファにとびかかるスレイマン。
そこで目が覚める。
ルトフィの命乞いをするシャースルタン。
エスメハンのために許してくれと頼む。
「妹にしたことは自分にしたことと同じだ。法より自分が勝っているとおもうのか?法を重んじない者は・・・」
と激怒するが、シャースルタンの願いを聞き届けてルトフィの命は助かった。
イブラヒムの後、アヤスパシャ、ルトフィと大宰相は変わった。今回はスレイマンパシャが大宰相に命じられた。
フズルはマニサを訪れる。
ムスタファをイスタンブルの宮殿に連れて行くように命じられたのだ。
小刀を見つめながらムスタファを思い出すスレイマンはムスタファを待っている。
ムスタファは敵の大使に会ったことをとがめられるのだろうか?
ムスタファは弓を引く。
的の真ん中に命中する。
そこへフズル海軍提督がやってくる。
はじめ遠征について準備は整ったかと話しだすが、実は悪い知らせを持ってきた。
フズル海軍提督がエスコートしてイスタンブルの宮殿まで連れて行かなければならないことを伝える。
ナイフをみながらムスタファのことを考えるスレイマン。そこへジハンギルが来る。
子役ジハンギルは大人になり、配役も代わった。
ムスタファは大使と会見した様子はすべて書記によって書き残されている。
「決定権はすべてスレイマン大帝にあると伝え、大使を追い返しました」
と釈明するが、スレイマンは
「オーストリアの大使と会ったこと自体が問題なのだ」
と問題の焦点を明らかにし、今回の遠征は参加せずイスタンブルを守るようにと伝える。
そして遠征後アマスィヤ・サンジャクに任命すると付け加えると、ムスタファの顔色が変わる。
マニサ・サンジャクについて以前オスマン帝国外伝を語るプチ会で取り上げたように、このマニサ県知事の役割は非常に重要だ。
時期皇帝の地位を暗示している。
スレイマンもマニサ県知事だった。
つまりスレイマンはムスタファを次期皇帝の座から降ろしたことを意味する。
これを聞いたマヒデブランはショックで倒れそうになるが、ヒュッレムの元へ走り急ぐ。
扉は閉められ中に入ることができない。
扉の外で叫ぶマヒデブラン。
この回から先にヒュッレムは姿を見せない。
(シーズン3の最終章で最後にちょこっと出演するだけだ。当時トルコでエピソード100は予定通り放送されず、1週間放送が延びた。ヒュッレム役メルイェムさんが病気で出演できないと言ううわさも流れた。)
赴任先がマニサに代わったことを宰相たちにも伝えられる。
するとリュステムとフズル海軍提督が口論になる。
ムスタファは元イブラヒムの家を訪れ、イブラヒムがヒュッレムについ話していたことを思い起こしていた。
彼の絶望感が増すばかりだった。
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