オスマン帝国外伝シーズン3あらすじ【76話】【77話】ミフリマーフの悩みそして抵抗 E97
宮殿に戻れたヒュッレムだったが、情勢はかなり変わっていた。
ヒュッレムはスレイマンに直ちに会いに行き、アヤスパシャの死とルトフィの大宰相就任について話す。
それからリュステムとミフリマーフの結婚についてもスレイマンと話し合う。
アヤスパシャが亡き後ヒュッレムの唯一の味方だったリュステムを婿として推す。
だがスレイマンはミフリマーフが望んでいないためこの話を進めないと決めたと話す。
さてヒュッレムには次に打つ手はあるのか?
シャースルタン夫婦はルトフィの昇進に喜ぶが、油断は禁物だと忠告するシャースルタン。
ハティジェはシャースルタンの思うようになったこと気づく。
シャースルタンは家から出ていくようにと言ったのだ。
ハティジェとシャースルタンはまた仲が悪くなった。
子供たちはエディルネから戻った母と久しぶりの団らんの食事を楽しんだ。ジハンギルをはじめ子供たちは嬉しいそうだ。
だがミフリマーフは浮かない顔をしている。
結婚問題があるからだ。
フズルがマニサからイスタンブルに戻ってくる。
遠征時にムスタファがスレイマンに送った手紙が届かなかったと伝える。
「なぜ手紙が届かなかったのか、よく調べろ」
と命じる。
フズルは海賊を討伐したと報告を続ける。
パシャたちはムスタファの味方するが、スレイマンは激怒する。
「これは政略結婚だ」とミフリマーフはなおも結婚に反対するが、ヒュッレムは母としてこれが良い選択だと一歩も引かない。ミフリマーフが部屋にもどるとシャースルタンが待ち受けていた。
「望まない結婚は良くない、私は味方だわよ」
と言うと
「なぜ」ネデン?と聞く。
「勿論、あなたは姪だからよ。かなしませたくない」
「それならなぜ子供と母親を引き離したがっているのですか」
と鋭い質問をするミフリマーフ。
「大事なのはオスマン家の大事よ」
と応えるシャースルタン。
スンビュルはヒュッレムにムスタファの様子を伝える。
さらにエディルネから送った手紙も着いていなかったことを付け加える。
ベネチア大使が来てルトフィ大宰相に贈り物を渡す。
和平を望む大使に
「戦争のときどこにたのか」
とマルコチョールはつっこむ。
「和平を望むならすべての金を持ってこい、そしてローマのカギを持ってこい」
と強きに出る大宰相。
その後大使にマルコチョールは招待される。そこでシルビアと出会う。
彼女は大使の姪だった。
マニサではムスタファは悲しそうだ。父への信頼を失ったのだ。とするマヒデブランは「父親から離そうとするのが敵の手だ。その手に乗ってはいけない」と忠告するが、ムスタファは憂鬱だ。
シャースルタンとルトフィの間には冷たい風が吹いている。
ハティジェのことで考えが違うようだ。
サライから出て行きたくないハティジェを追い出したいルトフィとハティジェが望むまで待とうと考えるシャースルタン・・・
とはいえへハティジェは出ていくことになるだろう。
そこへハティジェの夫が来る。
夫は妻のハティジェに
「あなたの幸せのために何でもするつもりだ。もしここに残って幸せならそうすることに全力を尽くしたが、ここで幸せそうに見えない。残るよりも出ていくほうががより良いかもしれません」
と言った。やさしいご主人さんですね。
スレイマンは考えた末、ムスタファを狩りに招待する。
ディヤルバクルに、ヒュッレムからの手紙が届く。
リュステムの計画通りに、結婚を許すということ、これを妨害する人々がいること、そしてリュステムを亡き者にしようと画策するかもしれないこと等々。
リュステムは手紙を燃やす。
ニギャールがいるからだった。
ニギャールは今はシャースルタンのスパイをしている。
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