オスマン帝国外伝シーズン3あらすじ【80話】ミフリマーフついにリュステムと結婚を決意 E98

ミフリマーフはリュステムパシャと結婚することをマルコチュョールに告げる。

夜家族がみんなで食事をしている。
そこでスレイマンはミフリマーフの結婚のことを発表する。
その知らせを聞くと、シャースルタンの娘のエスメハンをはじめ、叔母たちの機嫌が急に悪くなる。

ディヤルバクルではリュステムが朝食を取っている。そこへ手紙が届く。
ヒュッレムからだ。
結婚が決まったと言う知らせだった。
そこでニギャールを呼び、手紙を見せる。
そして離婚宣言をする。
ニギャールはこうも簡単に離縁された。

宮殿では結婚の準備に忙しいが本人のミフリマーフは協力的ではない。
御前会議で新しいメンバーが宰相に加わる。
インド遠征で功績を上げたスレイマンパシャだ。
彼は遠征後メッカにハッジに行きイエメンやエジプトの情勢についても詳しい。

以前カーディーの家で忠告を受けたアクサライ出身の若者マシューキーがまだイスタンブルにいて、みんなの前で相変わらず演説をしていると言う知らせがスレイマンの耳に入る。

その若者は泥棒をする子供を助けるが、彼は兵士にそこで捕らえられる。カーディーが捕らえられた青年マシューキーに会いに来る。すると彼は

「私は後悔していない」

と言う。彼とその仲間たちの判決は死刑だった。

 シルビアにマルコチョールは別れを告げる。
シルビアの身を案じたからだった。

シャースルタンはどうやって結婚を妨害するかを考える。するとハティジェはリュステムの命を取るしか方法はないと言う。

一方ミフリマーフも強く後悔している。一時の感情で彼女は結婚を承諾したのだ。強い後悔と共にヒュッレムを訪ね、撤回を願うが、

「それは不可能だわ」

とヒュッレムは言う。

「今はつらいだろうが必ずしあわせになるから。時が過ぎれば痛みは癒えるわ。一番大切な物は忠誠だ、愛よりもよ」

と娘をヒュッレムは諭す。
そうなのだあれほど愛をささやくヒュッレムだったが、やはり愛が一番ではなかったのだ。

リュステムが病気だという噂を聞いたとルトフィはスレイマンに伝える。
スレイマンがリュステムの病気の心配をしていると、ヒュッレムが確認してから結婚の取りやめても、遅くはないと提案する。
悠長なことだとスレイマンは感じたが同意する。

悲しそうなミフリマーフをジハンギルが心配そうに見ていると、ギュルフェムが来る。
そしてミリマーフにリュステムの病気のことを伝える。

マニサでもリュステムとミフリマーフの結婚の知らせは彼らをおどろかせた。
マヒデブランも食い止めようと動き始める。

ところでヒュッレムの作らせているジャーミだが、ミーマル・スィナンは自分自身も労働者と一緒に石を運んでいるという。
これならジャーミは6か月で完成するだろう。

シャースルタンの家では、ルトフィパシャとヒュッレムの回し者のアフセンが部屋にいる。
そこへシャースルタンがやってくる。

3人は妙な雰囲気だ。
アフセンはヒュッレムの間者だと2人とも全く気づいていない。
ルトフィはヒュッレムの罠に落ちるのだろうか?

メフメトはミフリマーフの結婚式の後、ようやくサンジャクに赴任することになった。

婚約者の病気の噂を聞いたミフリマーフはスレイマンに会いに来る。スレイマンは

「心配するな」

と言う。ミフリマーフは突然

「マルコチョールがベネチアの女性と会っている」

となぜかスレイマンに言う。
そこでスレイマンは直ちにベネチアの女性・シルビアをイスタンブルから出て行かせるようにと命じる。

「会うのは今日が最後だ。戻れ」

とシルビアに別れを告げるマルコチョール。

ルトフィは度重なるアフセンの行動に怒り、エスキサライへ送ると言った。状況の変化を理解ができなかったアフセンだが、ヒュッレムのところへ行き事情を説明する。

若者の裁判が始まった。イスマイルは有罪。死刑の宣告がされる。

  ディヤルバクルに検診に行く医者を呼び止め、シャースルタンは

「びょうきでないことを証明しないといけない」

と医者に言う。これは実際難しいことだ。病気なら判明するし、病気でないかもしれない。
病気かもしれない場合は病気でないとはいえないからだ。
あることの証明はないことの証明より簡単だ。

シャースルタンは「悪魔の証明」の論法を使い

「リュステムは病気ではない」

と医者に言わせないために彼に暗示をかけた。

ヒュッレムはシャースルタンを訪れる。
アフセンとルトフィパシャとのことを話すためだった。


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