オスマン帝国外伝シーズン1 あらすじ29話 エピソード15前半

イブラヒムはもしマヒデブランに完全に従うなら 宮殿へ連れて行くという。「どうやって?」とヒュッレムが聞くと「かんがえなるな」と答えるイブラヒム。犯人を見たという女官のことは明かさないようだ。
「黙っているということは受け入れたということだな」と言うとヒュッレムは、
「母も父も殺され、奴隷となり、監獄に入れられ、毒を盛られそして今は殺人を犯したものとして子供と別れたわ」と自分の身の上を話をすると、
イブラヒムは「つまりこないのだね」ヤーニー ゲルミヨルスン?と言い返すと、ヒュッレムは、「いかないわ」(ゲルミヨルム)と毅然と答えを返す。

サライではスレイマンがギュルフェム妃を呼ぶ。何か用事があったというわけではなく、世の中に嫌気がさした時ふと思い浮かんだのが彼女だった。彼女と話すとスレイマンは気が楽になる。なぜってギュルフェムはメレキ(天使)みたいな人だ。(今までのドラマの中では)もし彼女が誰にでもスレイマンに返答したような考え方で接するなら、彼女と話して心が休まらない人はいないだろう。彼女はスレイマンのすべてに満足し、子供を失った運命をも受け入れている。そしてただただスレイマンの幸せを願っている。「あなたさまのことをよく知っているから申し上げるのですが、あなたさまにはつみはない。彼女たちはあなたさまを愛していますが、心の平和と幸福をあなたさまに与えましたか?
与えていません、等々・・・」とスレイマンを励ます。
「あなたの忠誠心は家族にとっても大変貴重だ」と言い、スレイマンは久しぶりに心に静寂さを取りもどした。
このドラマではあまり心が安まる会話がない。何故なら誰もが生き延びるために必死なのだから。宮殿という戦場で彼らは言葉さえ武器にして戦い続けている。ギュルフェムの言葉が他の人々のそれと違って聞こえるのはなぜだろうか?とにかくスレイマンとギュルフェムの会話はとてもすてきな会話だった。(お互いがお互いを思いあう心のみが言葉として発せられたからかもしれない)
ダイェと皇太后は結婚式の準備についてとサードゥカの寝泊りする場所について話している。一方調理室はいつも楽しそうだ。いねむりをしているシェケルアーをかまうスュンビュル。シェケルアーの驚き方は笑いを誘う。
でもスュンビュルはかまうために来たのではなく明日のお楽しみ会の準備をするようシェケルアーに言いに来たのだった。

市場でマトラクチュはイブラヒムを見かけ声をかけるが知らんぷりされる。少し戸惑うマトラクチュだが、彼はイブラヒムではなかった。次に後ろからイブラヒムが現れ今度はさらにと驚く。その驚き方が面白い。マトラクチュは双子のニコだとわかると一息する。そしてヴィクトリアのことを何気なくイブラヒムに聞く。イブラヒムは何も問題ないと答えるが、心配そうなマトラクチュ。実は彼はサードゥカ(ビクトリア)を慕っていた。

ハレムではメフメットは母を求めて泣き続ける。ハティジェは甥っ子を哀れに思い皇太后に内緒で母・ヒュッレムの元へ連れて行く。彼の母はエスキサライにいる。ハティジェはヒュッレムに「あなたに誰を連れてきたと思う?」( バク サナ キム ゲティルディム?)と言いメフメットをヒュッレムに見せると、ヒュッレムは喜びすぎるほど喜ぶ。それもそうだ。別れている息子に会えてうれしくない母親はいないだろう。別れを惜しむヒュッレムに「また連れてくるから」と約束しハティジェがメフメットを連れて帰る。メフメットは久しぶりにすやすやと眠りについた。そこへダイェが来て皇太后が呼んでいるとハティジェに伝える。ハティジェは案の定お叱りを受けた。

ヒュッレムはと言えばハティジェが帰った後彼女の言ったことをいくどとなく考える。
そして眠ってしまう。すると目覚めの悪い夢を見る。エメラルドの指輪がマヒデブランの指にはめられている夢だった。ヒュッレムは目覚めるとすぐ自分の指を見る。指輪は在った。だが心配は消えない。
宮殿ではいよいよお楽しみ会が始まる。ハティジェの結婚が公表されると皇太后の婿フェルハトパシャとロードス島で功績を上げたアフメトパシャは怒りと不安を感じる。
お楽しみ会は体にオリーブ油を塗って戦うトルコレスリングやマトラクの戦いが行われ楽しく時が過ぎて行った。

エスキサライにいるヒュッレムはついにハレムに戻ることを決断する。と言うことはマヒデブランに跪くことを意味する。苦渋の決断だった。ヒュッレムは馬車で宮殿のおタの楽しみ会へ向かう。イブラヒムはヒュッレムが来たことを知るとスレイマンに真実を話す。ヒュッレムは犯人ではないと・・・
そこでスレイマンはヒュッレムを呼ぶように命じる。ヒュッレムは現れ、皇太后、ハティジェにあいさつし、そしてマヒデブランに謝り彼女のスカートの裾に口づけし服従の意を表すあいさつをする。その様子を見たスレイマンは満足しほっとした様子だった。皇太后ヒュッレムの態度にも満足した。
こうしてお楽しみ会は続いていった。
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