オスマン帝国外伝シーズン3あらすじ【72話】借用書に怒るスレイマン E95

ハティジェにニギャールはヒュッレムが出て行ったことを伝えると、ハティジェは

「うまくいくとは思わない。自分が森で置いてきぼりにされたことも兄・スレイマンは信じなかったからだ」

と言う。
そして

「イブラヒムのお墓がどこんまの?」

と再び問い詰める。
だがニギャールは教えない。

そこでハティジェはニギャールの後をつけさせることにした。

夢で出てきた女性、イブラヒムのお墓の前に座っていた女性がニギャールだったからだ。
ハティジェの様子を知ったシャースルタンはニギャールにお墓に行くことを禁止する。

マニサではヤフヤーとムスタファがイズミル沖合での海賊の話をしていると、そこへマヒデブランが来る。ムスタファに

「行動を起こさないで。情報を伝えるだけで十分よ。規則を守りなさい。命令無しに海賊を撃ってはいけません」

と厳しく忠告するがムスタファはきかない。

ムスタファの妻はアイシェはルメイサを怖がらせるが、

「私はどこで何をするか知っている。心配しないで」

と臆することなく答える。
ヒュッレムはエディルネに到着する。

そしてヤカンが沸騰しているかのように怒りを露わにしたスレイマンと会う。
彼はヒュッレムの挨拶させ受け入れなかった。

スレイマンは借用書の証文を読み、シャースルタンを襲わせたことを問う。

「これは正しいか?答えろ!」

という。
ヒュッレムは

「金が盗まれました。シャースルタンが盗んだと想像できます」

と言うと

「シャースルタンは援助したいと言ったが、おまえの傲慢さゆえにそれを拒否したのだ。
戦争中の相手に金を借りながら、妹からは借りないのか?」

と問い詰める。

「時間がありませんでした。ハレムで反乱が起こらないように借りました。
お金ができたらすぐに支払おうとしていました」

と答えるヒュッレム。

「その金はどこで見つけたのか」

と口論が続く。そしてスレイマンは決断する。

「ここに残れ」

と言う。スレイマンはシャースルタンを信じた。

この様子を見ていたメフメトとセリムが心配する。
自分たちもここに残ると言うが、宮殿に行くようにとヒュッレムは言い、別れの挨拶をする。

スレイマンは子供たちとイスタンブルに戻る。

ベネチアの金貸しを探し続けさせるヒュッレムに、シャースルタンはヒュッレムに勝利の宣言をする。

「夢は終わったわ。あなたは天国から追い出され、すでに地獄にいるのよ」

とセリフを残して去って行く。
わあ、やはりシャースルタンは怖い。
ハティジェともヒュッレムとも違う怖さを感じる。

ハティジェはヒュッレムのことを聞いて喜ぶ。
誰もヒュッレムを助けることはできないと今回はハティジェも考えたようだ。

2人の金貸しを探す以外道はないのだが、二人はいまだに行方不明だ。ファーリエはヒュッレムを励まし何とか食べさせようとする。

イスタンブルではシャースルタンはリュステムを呼ぶ。そして・・

料理室ではメルジャンがスンビュルを威圧する。
ヒュッレムがいなくなった瞬間にスンビュルの肩身が狭くなったのだ。

シーズン1からずっと出演してきたムスタファパシャは病気になった。彼を見舞う同僚のアヤスパシャ。

スレイマンの使いで医者を連れてきたのだが、彼の様態は深刻だ。
彼の手足はひどいことになっていた。
腫れひどいが、できることは薬草で直すしかないそうだ。

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