オスマン帝国の御前会議とは?~第12回オスマン帝国外伝を語る会~

茶会参加者 アンネアンネ、シン、陽、明菜、ハナー メンバー詳細
アメリカの選挙上院は共和党、下院は民主党が過半数を取ったな。
トランプさんは「今夜は大成功だ。みんなありがとう!」
”Tremendous success tonight. Thank you to all!”
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2018年11月7日
と言っているが・・https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1060022696703070208
負け惜しみにも聞こえるな。

トランプさんはどんな結果でも必ず肯定的なことしか言わないからな。譬え大敗でも大勝利というんだよ。そうしてみんなを勝利に誘導していくんだよ。ジョージ・オーウェルの『 1984年』に出てくる「真理省」をおもいだしたぜ。
ああよかったんだ、成功したんだってみんなが思うようにですね。そうですね。実際は大敗ではありませんが、ねじれ国会になるかもしれませんね。
そうだな。
なになに何の話?
アメリカの選挙の話です。
選挙?ところでオスマン帝国には選挙制度があったの?
もちろんありませんよ。
スルタンが実質的任命権をもっていたんだろう?
はいそう思います。ただ議会と言うものは存在しまして・・・
議会?
国会みたいなもの?
はい
以前大宰相の話で出てきた御前会議のことかしら?
そうです。御前会議です。
御前会議は最高意思決定機関だったんだよな。
外交問題から各州の問題、民衆の問題にいたるまで様々な問題が取り扱われていましたね。
Dîvân-ı Hümâyunディヴァーヌ・ヒュマーユーンとよばれているが、御前会議の原型は 2代目カリフ ウマル ラディヤッラーフアンフの時代(600年代)にまでさかのぼるんじゃよ。
へえそうなんだあ
場所は大ドームの下の間クッベアルトゥというところでおこなわれていたんじゃよ。
Osman帝国で御前会議を始めたのはオスマンベイだったよな。
最初会議はスルタン自ら指揮を執っていましたが・・
そうだなメフメット2世までかなりこじんまりしていたよな、
逆を言えばスルタンが直接みんなとつながっていたとも言えます。訴訟などスルタンに直接届けることができた時代です。
その後のスルタンは誰でしたっけ?
メフメット2世の次はバヤズット2世、セリム1世、スレイマン1世 です。
と言うことはスレイマン大帝のおじいちゃんの時代から、次第に大宰相が指揮を執るかたちにかわっていったんだよな。
へえ。
そういえばメフメット2世は毎日のように会議をひらいていたけど、スレイマンのころはもう少し、日数が少なくなったようだな。
そうなの?やっぱね。でもドラマでは最初はスレイマンが指揮をとってたわよね。ピーリー・メフメット・パシャが取り仕切る場面はなかったような気がするわ。
そうねえ。イブラヒムパシャが大宰相になったときだけ、大宰相が指揮をとり、後ろでスレイマンが話を聞くという史実通りのやり方が見られたわね。
そうなんですか?ドラマでは少し時間的ずれがあるんかもしれませんね。
そうかもね、そころで現在の議員に当たる人々はどんなひとだったのかしら?
御前会議に参加する主な人々は、ほぼ4グループに分けられとおもうがな。

1のグループ 大宰相と補助の宰相たち

2のグループ ルメリ と アナドルの軍人法官(カズアスケルまたはカードゥアスケル)

3のグループ 国璽尚書(ニシャンジュ) 文書行政の責任者 花押の管理(法制局長官みたいな役も兼ねる)

4のグループ 財務長官(デフテルダル)たち。ルメリの長官がアナドルの長官よりも地位が高い。
後にフズールのように海軍提督も宰相として参加することもあったんじゃよ。

わあすごい!でもドラマでは3と4のひとはどこにいるのかしら?

と言うわけでトランプ氏のtwitterから始まったお茶会はオスマン帝国の議会に話になってしまいました。もう一つトランプ氏のパーフォーマンスをご紹介しましょう。
BIG VICTORYに注目!

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