西田今日子女史・神秘と詩の思想家メヴラーナ―トルコ・イスラームの心と愛の翻訳者


1.気前の良さと人助けは流れる水のようで
2.慈しみと愛情は太陽のようであれ、
3.他人の過ちを覆う時は夜のようであれ
4.怒りは激憤は死人のようであれ
5.謙虚さは大地のようであれ
6.寛大さは海のようであれ
7.やあ 在るがままに見られよ
 見られるがままに在れ

13世紀に生きた思想家として世界的に知られている聖メヴラーナの言葉です。お墓はトルコのコンヤ県にあります。

エルドアン大統領がオバマ元大統領にメヴラーナの本を贈ったことがあります。

実は次のE52オスマン帝国外伝で、これに近い言葉をスレイマンがイブラヒムに語りかけます。

聖メヴラーナについて日本でも

神秘と詩の思想家メヴラーナ―トルコ・イスラームの心と愛 単行本 – 2006/6/1

翻訳者西田さんのサイトでは多くのメヴラーナの作品の日本語訳があります。さらに見たこともない興味深い本も紹介してくれています。ぜひ一読を



実は今年の5月、西田さんの講演がありました。聖メヴラーナの思想や生涯について小話を交えながら楽しく興味深く語っていました。ある引用した小話で彼女は聖メヴラーナは今風に言うと異文化間交流を視野に入れた作品を書いていたというような面白い見解を述べていました。twitterで見せるシャープな書き方とは対照的で、優雅で物静かなゆっくりとした口調で話す方でした。一番感動したのはメスネヴィーの冒頭の部分を暗誦した時の彼女の音色(トーン)です。すごかった!

3か月たった今でもその時の彼女の発する音から受けた高揚が続いています。素晴らしい朗読でした。

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