オスマン帝国外伝シーズン3あらすじ 【13話と14話と15話】69

13話 
帰還とギュルシャーの最後
逃げ出したギュルシャーはハティジェを襲う。
ギュルシャーがまさにナイフで刺そうとしたときニギャールが現れる。
ニギャールはギュルシャーが手にしていたそのナイフで彼女を刺し、ハティジェを救う。

驚いてみんながやってくるが、人々はヒュッレムが仕掛けた罠だと疑う。わあニギャールは何を考えてるのか?全く分からない。ヒュッレムの味方ではなさそうだ。

ニギャールがヒュッレムの部屋にやってくる。
するとヒュッレムは平手打ちをする。そして止めなかったことを責め、「これがみんなへの復讐なのね」とどなる。

「ハティジェが死に、ギュルシャーが死にその出来事を私のせいにするつもりだったのね」と言うと、
ニギャールは「そんなことまったく考えなかった」と言い、
その出来事をみたとき思い出したことはハティジェが自分にした仕打ちだったという。

一度も我が子を胸に抱くことのできなかったことだった。
(えっ!でもそれならなぜハティジェを助けたのだろう?意味不明だ)

ヒュッレムは気持ちはよくわかるが、ハティジェへの一番の復讐はイブラヒムを奪い返すことだと説得しようとする。

次の日ハティジェはニギャールに
「なぜ助けたのか」と尋ねる。「何かの罠なのか」と疑うハティジェにニギャールは
「何も悪い意図はありません」と答える。
そして
「ヒュッレムの味方ではありません。もしそうならフィルーゼのことを話していたでしょう」とニギャールが続けると、ハティジェは狼狽する。
ニギャールがフィルーゼの秘密を知っていたからだ。

ヒュッレムはといえば、よく子供たちの世話をしてくれて、感じのいいフィルーゼをほめる。ヒュッレムは彼女を気に入っている。
「あなたは昔の自分に似ているわ」というと、フィルーゼが
「人は見かけによらないものです。」と答える。
フィルーゼは本当のことを言えなくて少し心苦しく思っているに違いない。

それからが急に大人びたペリン・カラハン演じるミフリマーフのもとフィルーゼにもどる。
ミフリマーフにもとても気に入られている様子で、二人の間では和やかな会話が進む。

イブラヒム帰還
怖い経験をした傷心のハティジェが自宅へ帰ると、そこにはイブライムが立っていた。遠征から戻ったのだ。
子供たちは父イブラヒムとの再会をとても喜んでいる。
それを見るハティジェの気持ちはかなり複雑だった。

イブラヒムとハティジェのツーショットは緊張するが、ハティジェは当然再会を喜んではいない。イブラヒムと仲直りすることはできなかった。

宮殿では、父親が来たので興奮しているミフリマーフだったが、それ以上にフィルーゼはスレイマンを待っていたのかもしれない。

次に登場した皇子メフメットも急に大きくなって見違えてしまった。ジハンギルはスレイマンを覚えていない。

怖がってフィルーゼの元に隠れるが、やさしくジハンギルに接するスレイマンにすぐに心を開く。

スレイマンを待つフィルーゼ
アフィフェがスレイマンに会いに行く。スレイマンはハレムの様子を訪ねる。ハティジェの話が出る。
そしてフィルーゼのことも・・・
マヒデブランは良い知らせを伝えた。
ファトマが身ごもったことだ。スレイマンはいよいよおじいちゃんになるのだ!

ヒュッレムとフィルーゼはめかしこむ。するとニギャールが入ってきて意味ありげに彼女を見つめる。

そうなのだ、ニギャールはフィルーゼとスレイマンのことをギュルシャーから聞いて知っていたのだ。

フィルーゼの思いをよそに、アフィフェはヒュッレムを呼びに行く。
スレイマンはなぜかヒュッレムを選んだ。ヒュッレムは素敵な詩のささやいた後、

Senin hakikat benim.
「あなたにとっての真実とはわたしですわ」という言葉で閉める。

スレイマンの心もようやく溶けたようだった。

14話あらすじ

イブラヒムといえば庭でヴァイオリンを弾いている。それに聴き入るハティジェは少し気持ちが和らぐ。

次の日メフメットとミフリマーフが馬を見に行く。

彼女は若い時の落馬事故が原因で馬にまだ乗ることができないでいる。そのため馬に乗らず散歩にフィルーゼと出かける。

その途中詩人のような兵士に出会う。ミフリマーフは自分の正体を隠してその兵士と話す。
高飛車なミフリマーフの言葉に兵士は気分を害して去っていく。

この方はのちのムスタファの腹心になる。実在の人物で詩人としても有名だ。
ムスタファを偲んで綴った詩は今でも残っている。

子供たちのことを話すヒュッレムとスレイマン。大きくなった皇子メフメットもイェニチェリへ入ることが決まり準備に忙しい。

スレイマンとイブラヒムが宮殿に戻ると、宮殿中の人々が活気づき、みんな喜んでいる様子だ。しかし、ハレムでニギャールが存在することは争いの火種そのものだ。

スレイマンはヒュッレムがハレムに連れてきたことを怒る。イブラヒムもニギャールを見て驚き怒る。

ニギャールがいばらに座っているようにつらいハレムに居続けた理由は、イブラヒムを最後に一目見たかったとういことらしい。ニギャールは自分が殺されると思っていたのだ。

彼女はイブラヒムにハティジェにつかまっていた時にイブラヒムが助けをよこしてくれたことを話し始め、
「その時しったのです、あなたがまだ私をあいしていてくださることを・・・」(O an anladım ki beni hala seviyorsunuz)と言うと、

「生まれてくる子の母親で、自分が悪いと思っていたからだ」とイブラヒムは答える。

ニギャールは死を免れたが、ハレムから出て結婚させるとハティジェは決めた。

ハレムでの終わりのない無益な戦いにうんざりしたスレイマンはヒュッレムから気持ちが離れていく。
ヒュッレムがスレイマンを訪ねると部屋の中から二人の楽しそうな笑い声が聞こえてくる。
悲しそうな後姿で去っていくヒュッレム・・

マニサでは
ヘレナの家は大変なことになっている。借金のために結婚させられそうだ。
メフメットの成長がムスタファを脅かすのではとムスタファの母マヒデブランは心配をしながらも、マヒデブランはイスタンブルを守っていたムスタファと共にマニサへ戻る準備をする。

ミフリマーフはあの兵士のことが気になっていた。フィルーゼが彼のことを教える。

ヒュッレムの長男のメフメット皇子の入隊式が始まった。ミフリマーフはヤフヤーを見て「素敵だわ」と独り言を言う。

15話
ムスタファたちがマニサに立つ日がきた。道で出会った詩人のような兵士の名はヤフヤーだった。以前ムスタファ皇子に命を助けられたことがあるらしい。
ミフリマーフにも気に入られたヤフヤーは、彼女から詩を求められ、それを彼女に渡す。それから
彼はムスタファと共にマニサへ行った。

ニギャールはまだ経レムに未練があるようだ。何を考えているかわからないというようにスンビュルはニギャールを見るが・・・

ヒュッレムはフィルーゼをメフメットの元へ送ろうとしたため、フィルーゼはとうとうヒュッレムに秘密を自ら話す。フィルーゼを信頼していたヒュッレムのショックは大きかった・・・
スレイマンは帰還したイブラヒムに道理を諭すと、彼は神妙に聞いていた。そこへヒュッレムが入ってくる。そして

ついにヒュッレムは心労で気絶してしまう。

次へ(16話と17話)70

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