オスマン帝国外伝シーズン3あらすじ 【41話】ニギャールとイブラヒムの感動的な別れ

リュステムはスレイマンとミフリマーフにも別れの挨拶をする。
もう一人別れに心を痛めてる人物がいた。

そうニギャールだ。
彼女はリュステムと赴任地へ行かなければならないので、最愛の子エスマヌルと別れることになる。

別れを悲しむニギャールの頬を小さな手でやさしく撫ぜる娘。本当にかわいい子だ。

そこへイブラヒムが来る。
2人は別れの挨拶をする。ニギャールは
「自分が娘を愛していることを忘れさせないでくれ」と頼む。イブラヒムは受け入れ、ニギャールが

「今までのことを許してください。」
(ハックヌズ ヘラール エティ パシャ)と言うと、去っていこうとしたイブラヒムは振り向いて
「許す」という。
お互いを許し合って別れた。

二人の長い間の関係は、お互いに許し合って終った。よかった・・・
(ニギャールとイブラヒムの会話 トルコ語 日本語 )

マニサではファトマが子供をなくして正気を失った。

マヒデブランが見に行くとファトマは鎮静剤を飲んで横たわっている。そこへ良いニュースが入り込んでくる。アイシェが懐妊したのだ。(この子は亡くなったことになるが、実際は後のネルギスシャー皇女です。)

イブラヒムを中傷した人についての裁判が始まった。双方の言い分を聞きカーディーは判決を下す。

イブラヒムを誹謗した者に100回棒打ちの末ロドス島へ島流しという判決が下された。
スレイマンはカーディーの公正な判断を称賛する。

フランスの大使と会見していたイブラヒムにそのニュースが届けられると、イブラヒムはカーディーが大宰相の地位に屈したと考える。

一方ヒュッレムはと言えばその知らせに思わず動物的な音を発し怒りをあらわにする。
リュステムの思惑通りにはいかなかった。何をしてもスレイマンの後ろ盾がある限りイブラヒムを葬ることはできないとヒュッレムは再認識する。

興味深いのは三者三様で受け取り方が違うことだ。人は自分の立場でしか事実を見ようとしない。自分が見たいように見るように創られているようだ。事実は一つ。一つの事実の解釈が様々に変容するという良い例かもしれない。

ヒュッレムはめげている暇もなく次の手立てをアヤス・パシャと話し合う。そして彼にどうにかしてイブラヒムを左遷できる情報を探してくるようにと命じる。

マニサでは悲しい雰囲気の中、ムスタファの子を懐妊したアイシェに気を付けるよう注意するフィダン女官長の前に、ファトマがあらわれ泣き崩れる。

その夜ファトマはアイシェの部屋を訪れ、アイシェが子供を殺したのだと言いながらアイシェを襲う。
気のくるってしまったファトマはハレムから出されることになる。

イブラヒムとヒュッレムは宮殿の廊下で会い立ち話をする。イブラヒムは

「スレイマンの愛があれば私には十分だ、あなたと同じように・・・」という。

なるほど玉座に座るスレイマンの愛を勝ち取る者たちが国を支配するのだ。
それでもヒュッレムはまだイブラヒムが

「ここから必ず去るだろう」と言う。ヒュッレムが

「私が宮殿から出る時は遺体として出るだけだ」と言うとイブラヒムも

「私もそうだ」という。どうやら2人は死ぬまで戦う気なのだ。

アヤスパシャはイブラヒムについて情報探しを始める。
まずはフランス大使と会議の記録を読む。そして以前スレイマンがマニサに出かけているときのある記録が目に留まる。スレイマンに記録について伝えると、スレイマンの顔が凍り付く。
イブラヒムはカーディーに会い判決のお礼を言うが、カーディーは

「私が追いかけるのはただ正義のみです。あなたが大宰相だったから便宜を図ったのではない」と伝えると、
イブライムは
「誰も私を誹謗したり邪魔したり害することはできない」と言うと、カーディーは 

「あなたご自身を忘れないでください。ある者たちは自分で自分自身に害を与えます。」

と返す。イブラヒムにとって最大の敵は自分自身なのだろうか?そういえば以前ヒュッレムも同じようなことを言っていた気もするが・・・

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