ものがたり「守り人たち」2.~シャムスの姉の訪問~

シャムスの姉の訪問

ドイツのフランクフルトで化粧品会社に勤めているシャムスの姉がコンヤにやってきた。

彼女はメンフィスで知り合った日本人の明菜とトルコ旅行の計画を立てる。2人は1999年12月17日のメヴラーナ祭りを見に行くつもりだ。
明菜は『赤毛にアン』が大好きで、いつもアン風の衣服を身につけている。袖に膨らんだ、ひざ下20センチのワンピースに変わった形の帽子をかぶっている。着こなしが上手からなのか、姿が現代にもしっくりするから不思議だ。好きな色はオレンジ。小柄でほっそりとしている。活動的で明るい性格であるが落ち込みも激しい。フレンドリーな態度で、誰とでもすぐ友達になれる。
トルコはラマザーン月だった。街の昼間は人通りも少ない。だが日没後は一転してにぎやかになる。
姉が弟シャムスを訪ねたシャムスは不在だった。学校の裏側のはげ山を健と散歩中だった。そのため待合室で姉と明菜はしばらく待っていた。30分も待っただろうか、グリンお目をしたシャムスが戻った。

日没後シャシャムス、ハヤト、そして健の3人は姉たちと共にメラムのおいしいパイ屋さんに出かけた。そこで「メヴラーナ」という名のパイを食べた。

長細く伸ばしたパイ生地の上に、ひき肉と玉ねぎとピーマンを混ぜた具をのせ、さらに、たっぷりチーズをかけて焼くのだ。久しぶりにおいしいご馳走を目の前に、隼人も健も大喜びだった。
姉たちがが帰った後、シャムスたちは久しぶりにサッカーをして楽しんだ。

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