新・オスマン帝国外伝~影の女帝キョセム~ シーズン2 E34の1ファルヤ王女は皇帝の部屋に忍び込みあるものを置いた
オスマン帝国の皇帝たちは豚をみるのを嫌う。そこに目をつけたハンガリーの王は、ファルヤ王女に豚の頭を皇帝の部屋に置かないと母親を亡き者にすると脅かした。
王女は今までの皇帝の恩を考えると心が痛んだのだが、母を助けるためにはやむを得ずということで、夜中に壁をよじ登り皇帝の部屋までバルコニーから入った。
この王女の登り方は素晴らしい。忍者のようにするすると登っていった。 そして目的を果たしたが、帰ろうとしたときそこにあるはずの縄が下へ落ちてしまっていた。
それでも何とか無事降りることができたのだが、倒れて左腕にけがをしてしまう。
逃げる後ろ姿を見た皇帝はみなに必ず捕まえるようにと命じた。
王女は無事、真珠の館にたどり着いた。そしてすぐに着替えた。
その間にも、皇帝たちは曲者を必死で探していた。みんなから情報を集めたがだれも捕まえた者はいなかった。ただ真珠の館のほうへ逃げ込んだという知らせが届いた。
王女が危ないと思って皇帝は急い真珠の館に向かったが、王女は今物音で起きたかのようにふるまった。
気を付けるようにと心から心配する皇帝。そして怖がらないようにと腕に手を置いて慰めた。
出ていった皇帝を見て安堵する王女、だがしか皇帝はすぐにまた戻ってきた。
手についた血で犯人に気が付いたのだ。
王女は牢に入れられた。
次に日尋問のため刀持ちに呼び出された。その部屋には小さな窓が付いていてそこからは、皇帝が部屋の中での話を聞くことができた。
王女はそうとは知らず一生懸命母のことを話すが、もちろん罰は免れない裏切りは、どんな理由があったとしても裏切りだからだ。
本当の裏切り者のシナンパシャはこのこと司祭の伝えに行った。シーズン2ではシナンパシャが皇帝に反対し、バヤジト皇子を皇帝につけようとしていた。だが皇帝にとって忠臣に見えていた。
王女は死刑は免れないのはわかっているが「一度皇帝に合わせてくれ」と頼む。自分の口から言いたいことがあるというのだ。
この期に及んで王女は皇帝に何を言うつもりだったのだろうか?!
勿論この時皇帝はそれを受け入れなかった。
でもキョセムが反逆には死を与えなければならないというと、考え中だといって、王女の処刑を躊躇していた。
キョセムは皇帝の安全を心配して夜も眠れない。さらに悪いことには大きくなったムラト皇帝はキョセムの言うことを聞かない。聞かないばかりか、いつも反対のことをしようとするのだ。
そのためキョセムの心が休まることは一切なかった。夫アフメト皇帝がなくなってからというもの、キョセムはただただ息子のためにのみ生きてきたのだが、息子にはその気持ちが伝わらなかった。かわいそうだなあ・・・