ポロス 古代インド英雄伝11 父であるバムニ王を嫌うプル
プルたちは家族そろって初の食事をすることに。給仕をする女性たち(母たち)を見てプルは平等ではないといって、母たちを座らせ自分と弟のカニシカが給仕をすると言い出す。
バムニ王は確かに「女性には敬意を払わねばならない」といって承諾する。
何となく良い雰囲気になってきたところをプルはまたバムニ王に変な態度を取った。
「彼の給仕はカニシカがするように」と言ったのだ。
其れだけでなくバムニ王が
「これからは家族一緒に食事をとろう」
というと、「血のつながりが家族ではありません。信頼がなければ家族とは言えません」
と言って席を立ってしまった。
残された者たちは気まずい感じで食事をしたが、バムニ王はプルを罰しなかった。トルコドラマだったらこれは大変なことになる。皇帝に逆らったものはたとえ息子でも容赦なく罰せられのだが、プルの好きにさせているバムニ王は寛大なんかそれとも弱腰?
どちらかだろうか?
私はバムニ王が好きなので、彼は寛大だから大目に見ているのだと考える。
それにしてもプルは尊大ではないだろうか?なぜあんなにバムニ王を嫌うのだろうか?
その後母に諭されても、プルははっきり「彼は私に父ではありません」と言ったのだ。
(なんだかバムニ王がかわいそう)
プルはダスユのことを思い出し、一度ももどることに決めたのだが、ダスユたちはプルの命を狙っている。ただラチだけは
「プルに話を聞くまではプルの悪口を追うことは私が許さない」
とみんなに言った。ラチはまだプルを信じているようだ。
そしラチはハスティの様子が変だと気づくが・・・
ペルシャでは例の部下にアレクサンドロスが何やら策を申し付けた。王の右腕とアッタロスを仲たがいさせようと策略したがうまくいくのだろうか?