新・オスマン帝国外伝~影の女帝~ シーズン2 36の1 宮殿のハレムには悩める女性たちが多い
ファルヤ王女は宮殿を出た。だが皇帝は追いかけていった。そして宮殿に戻るよう命じた。ファルヤ王女は拒否した。すると、皇帝は突然彼女を馬にのせ、はしって宮殿に戻った。その時のファルヤ王女の気持ちは複雑だった。無理やりというのは嫌だったけれど、でも皇帝を愛していることに気が付いていた彼女はうれしい気持ちも感じたのだった。
宮殿についたファルヤ王女をみた皇帝アイシェは目を丸くし、驚きすぎてくらっと立ちくらみしてしまった。
彼女の座が危ないのだ。アイシェだけでなく、イスタンブルのハレムでは多くの女性たちが問題をそれぞれ抱えていた。
バヤジトの母もそうだ。彼女はアマスヤに戻るように命じられた。 イスタンブルにとどまりたかった彼女は憂鬱そうだった。
カシムに気にいられて禁止を破ったキョセムの侍女は、キョセムにそのとことを知られてしまったので自分の命が危ないと心配していた。
そしてキョセムはカシムの問題と皇帝がファルヤ王女を連れ戻した問題とバヤジトの母の問題で頭を悩ましていた。
ここでなぜか女性たちに人気の刀持ちの小姓頭が女性たちの関係をさらに複雑にしていた。彼は皇帝の妹に恋をしていた。だがモもう一人の皇帝の妹に結婚を迫られた。さらに彼には現在まで付き合っているキョセムの部下エステルがいた。
小姓頭は皇女に手紙を出して呼び出したが、皇女は会いに出かけるのだろうか?
王女は自由人なので、ハレムにいることは禁止されている。キョセムは猛反対するが、皇帝は自由人の女性を側めにはできないというおきてをどう解決するのだろうか。