ポロス 古代インド英雄伝 28話プルはタクシラの王に騙される
だまされるプル
ペルシャの司令部に到着したプルとタクシラの王だったが、そこには財宝もペルシャ人もいなかった。
あっけにとられたプル!
タクシラの王は王子を返せという。
ちょうどその時王子が到着したが、もう一人客人がいた。
それはダレイオスだった。
プルはタクシラに騙されていたのだ。タクシラ王とダレイオスはずっと以前から友好関係を保っており、タクシラの王はプルを使って川を渡ろうとしただけだった。
タクシラ王の目的はペルさシャ妥当ではなく、パウラヴァ妥当だったのだ。
そのことを知ったプルは怒るが、ラチが人質に取られてしまっため、攻撃できない状態になった。
ただ殴られるだけのプル!
ダレイオスはプルに数々の恨みがあったらしい、棒でたたくごとに彼はその気を晴らしていった。
タクシラの王もプルには恨みがあるらしい。
それにしてもなぜプルは何故タクシラ王を信じてしまったのか!
やはりプルは未熟なんだろうか。二人の大人にまんまと騙されてしまった。彼がプルを助けるはずがないのに・・・
命も危うい状態になってしまった。彼は大の字に倒れたままだった。
アンビ王子の一言で解放されたラチ。彼女は懸命にプルに呼びかけるが、プルはびくともしなかった。
ダレイオスとタクシラ!
誰もインドの統一など望んでいないのだ。
もしインドが統一されても、部族同士がいがみ合っていては、なんにもならない。
プルトプルの母アヌスヤのインド統一という夢は、やはりただの夢に終わってしまうのか。
婚礼の最中にタクシラは攻める予定だった。ダレイオスは宮殿内に潜ませた兵士たちを同時にバムニ王の背後から襲う計画を立てた。
いよいよ明日その計画が開始される。プルはまだ意識が戻らない。さあそうなるのだろうか?パウラヴァは・・・