新・オスマン帝国外伝~影の女帝キョセム~シーズン2 E34の2 ファルヤ王女の本心とバヤジト母の本心
今回はシナンパシャの首がつながったが、彼の謀反はいつばれてもおかしくないところまで来ていた。だが皇帝の家来は今までの功績から彼を信用している様子だった。
皇帝はファルヤ王女が気になりながらも自分を裏切ったことは許せなかった。
ファルヤ王女と仲のよかった妹アティケはファルヤ王女を訪れ、そして信じていたのに裏切ったことを非難したが王女の対応に感じ入ってしまった。
アティケは王女の皇帝への愛を強く感じたのだ。そこでそのことを兄の皇帝に伝えに行くが、皇帝からは余計なことに首を突っ込むなと言われてしまった。
皇帝は王女のどうするつもりだろうか?やはり死か・・・
皇帝の部屋にファルヤ王女が忍び込んで豚の頭を置いた事件のためにみんなはてんてこ舞いだった。キョセムもそうだった。それで重要な用事をわすれていた。
それはバヤジトの母がハレムにむかっているという出来事だ。よくわからないがこのバヤジトの母はみんなに憎まれるような裏切り行為をしたらしい。キョセムだけでなく、子供たちも彼女を警戒している様子だった。
案の定、彼女はすごかった。嘘をついたというだけで、侍女の頬を焼き、たぶん命を奪った。彼女はただ単に子供のバヤジトに会いに行くのではなく、しっかりと戦う意思をもって宮殿に乗り込んだのだった。
キョセムの元忠臣エステルと皇帝の忠臣の刀持ちはお互いに思いを寄せ合っていた。時々彼はエステルの家を訪れた。今回はちゃんとした仕事でやってきたのだが彼は長居していた。
刀持ちは人気者のようだ。皇帝の妹アティケは彼を好いている。そして彼を嫌っていたアティケの姉も今は刀持ちに好意を寄せているようすだった。
後にこの刀持ちは恋沙汰で問題を起こすような予感がする。
このファルヤ事件以降、皇帝は二人の他は誰も信じなくなっていた。皇帝が心を許しているのは二人だけだ。この刀持ちとキョセムを見張っているケマンケシュだった。