ポロス 古代インド英雄伝シーズン2 27話 プルが橋を完成させる。

大竜巻が襲った。何もかも飛ばされそうになった。プルもタクシラの王も飛ばされそうだった。タクシラの王はプルの手をつかみ何とか助かった。

パウラヴァでは結婚の準備が行われていた。荷物も運びこまれた。大きなタルガ何百個も運ばれたのだ。

不審に思ったアヌスヤ王妃なかを確かめさせてくれという。彼らはしぶしぶふたを開けた。

中には兵士が隠れているはずだった。でも兵士はどこにもいなかった。どうしてなのかわからない。もしかしたら宝石の下にいるんだろうか?でもそしたら兵士は息もできないし、入るときはそんなものは一切入れていなかったからな、謎だ・・・

アヌスヤが「竜巻が不吉だ」というと「元凶はプルだ」とカニシカが言った。

バムニ王も「その通りだ」といい結婚式は続行された。

プルは竜巻が去った後、橋を作りははじめた。今回は小舟の上に板をのせていったので横にに揺れて落ちることはなかった。

一日でプルたちは橋を完成させ、向こう岸のパウラヴァの国へと入っていった。

プルはまず司令部を手に入れようとした。抜け穴からペルシャの司令部を襲おうとしたが、タクシラの王は微妙な反応だった。彼は敵なのか味方なのか?

 ダスユではラチがアンビ王子を連れてパウラヴァに向かった。ラチの夢はプルやアヌスヤと同じくインド統一だった。

だが母のダスユの王妃はこれに否定的だった。まずは国よりも家族とダスユ族がダスユの王妃にとっては大事だったのだ。 

アンビ王子も愛国心を持っているかどうかわからないが、インド統一という言葉にとても惹かれるといった。

アンビ王子はプルたちを助けるような予感がする。アンビ王子かっこいい!

マケドニアのアレクサンドロスは遠征に出発した。ダレイオスはまだそのことを知らない。アレクサンドロスが目指すのは、ペルシャだった。

川というのはどの時代のどの国でも自然の要塞として機能しているんだね。

そうね、オスマン帝国外伝でもミーマルシナンが遠征で立派な橋を作って、大勝利をおさめたことがあったわね

うんうん、そうなんだよね川を制する者が勝利を手にするといっても過言ではないよね。

川だけでなく海やお濠も要塞になるわね

そうそう、日本では白の周りに何重にもお濠を掘ったよね。それを埋めさせたために大阪城は落ちた!っていう歴史もあるし、やっぱ水って本当に大切なんだね

そうね、そういえば江戸城の周りにもお濠があったでしょう?

今もそのお濠が残っているよね。そういえば東京に転勤になった陽さんは、そのお濠の周りをマラソンしてるって言ってたよ

あらそうなの?

うん、皇居の周りには警官がみはりをしているって。

へえ、そうなの。皇居がかつての江戸城なのね

そうそう。そうだと思うよ。

プルは生まれてすぐ川に落ちて、川の助けで助かったみたいなものだから、川は彼に味方するのね。


プルもそういってたね。でもうまれたての赤ちゃんが川に落ちて助かるなんてことあるのだろうか・・・

ということで、自然の要塞をいかに打破するかが勝利の決め手になるというのは古今東西変わることがないのですね。

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