新・オスマン帝国外伝~影の女帝キョセム~ シーズン2 E35の4 ファルヤ王女は母と再会しイスタンブルを去るが
キョセムの襲撃事件の後、危険を察知した皇帝はバヤジトの母がかかわっていると思い彼をアマスヤに返すことに決めた。その決定を知ったバヤジトの母はシナンパシャに「かならず帝都に残れるように何とかしなさい」と命じる。
シナンパシャは秘密結社の司祭をイスタンブルに残れるよう手配した。彼らと結託してバヤジトを皇位につかせようとしていたのだった。
ボスニアの提督が久しぶりに帰還した。彼は朗報を持ってきたようだ。皇帝は彼の働きを喜んでいたようだ。
朗報というのは他でもないファルヤ王女がらみの話だった。ファルヤ王女の叔父が彼女の父の代わりにハンガリーの王位についたのだが、ファルヤ王女は母が国を治めるべきだと考えていた。
母は今のハンガリーの王に捕らえられていた。
彼女の母親を救い出し、王の首を持ってきたのがこの提督だった。
ファルヤ王女は母親と再会し、父の仇をうてたことを知り喜んだが、王位は守れなかった。皇帝は他のものを王につかせたのだった。
これが彼女の裏切りへの罰だった。
こうして明日の朝王女とその母親と侍女は旅立つことになった。ところが王位のことが承服できなかったのだ。
そこで無理やり皇帝の部屋に配意てきて、文句を言い始めたが、皇帝は彼女を抱き寄せた。
次の日の朝早くファルヤ王女は宮殿を出発した。
皇帝はそのことを知らずがっかりした様子だったが、キョセムも皇帝妃のアイシェはよろこんだ。
3人は馬車で森の中を走っていた。すると急に馬車が止まった。不審に思って、王女は手を刀に馬車を降りた。
するとそこにある男が立っていた。