新・オスマン帝国外伝~影の女帝キョセム~ シーズン2 37の1 カシムのことがついにがばれる!

 キョセムは大変なことになった。息子カシムの問題でバヤジトの母に脅かされていたのだ。彼女はバヤジトの母をハマムに閉じ込め、カシムの愛しる女奴隷の居場所を尋ねたが、バヤジト母は意外と我慢強く教えなかった。反対に「帝都に残れないなら死を選ぶ」と言い切ったのだ。

キョセムは仕方がなく、彼女を要求を受け入れた。

その足で皇帝の元を訪れ、「バヤジト母をアマスヤに行かせないでほしい」と頼んだのだった。皇帝もバヤジトが悲しむのを不憫に思い、このキョセムの申し出を受け入れた。

 皇帝妃アイシェにい嫌がらせを受けたファルヤは激怒し、皇帝に自分と結婚するようにそしてほかの女性とかかわらないようにと頼んだ。

皇帝はもちろん「はい」とは言わなかった。いろいろあった後、ファルヤ王女は皇帝を受け入れた。

アティケは恋に悩んでいた。小姓頭にはっきりと断られたからだ。小姓頭には思い人がいるというのだ。そこでファルヤ王女を誘って、エステルの元を訪れた。彼女は小姓頭のつきあっているひとだった。二人はエステルが小姓頭の心の中いる女性かどうかを確かめに来たのだ。

結局エステルの鉄の防備には勝てず、わからないじまいだった。

そうこうしているうちに宮殿ではまたもや大変なことが起こっていた。

バヤジト母が取引の後にカシムの愛した女性の居所を教えたのだが、なんと彼女はハレムの中にいたのだった。彼女をハレムの外へ連れ出そうとしたハジアーとメレクだったが、その女奴隷は彼らから逃げ出した。

彼女は追いつめられとうとう二階の階段から下へ落ちた。

彼女は女奴隷たちの前で亡くなった。

この騒動を目にした皇帝は、真相を突き止めるように小姓頭に命じた。

小姓頭が調べていると、一人の女奴隷が彼女は妊娠しており父親はカシムだといってしまった。

今までのキョセムの苦労は水の泡になってしまった。かわいそうなキョセム。

いつも皇子たちのことで 気が休まらないのだ。彼女の笑顔を見たことがない。多分夫のアフメト皇帝が亡くなってからキョセムが笑ったこと一度もないのではないだろうか?!

そんなキョセムを小姓頭が呼んだ。そして事実は知っているといい、「そのことをあなた様が直接お話したほうがよろしいのでは」とキョセムに話したのだった。

キョセムは決心して皇帝の元へ行き真実を告げた。

皇帝は驚いた。たぶんカシム皇子は処刑されることになるだろう。それがおきてだから。

キョセムは当たり前のことだけれど二人の息子たちが殺しあうのを見たくなかった。キョセムは前にも大変な思いそしていたのだ。

オスマン皇帝が息子のメフメトを処刑したのだった。今回は息子ムラトが息子カシムを処罰しなければならないのだ。

キョセムはこの苦痛に耐えられなかった。、彼女は意識が遠のいていくのを感じた。遠のく意識の中で、懸命にムラト皇帝にカシムを許してくれるようにと頼むのだった。

哀れな母親。天下のキョセムが今はただただ母として皇帝にお願いしているのだった。

母后とはいったい何なんだろう?
母后であるキョセムは全然幸せそうに見えない。この時代海外との戦争も少なく、皇帝が自ら遠征に行くこともないので、ドラマで起こっている出来事は宮殿内の出来事に限られてしまう。


そのためになんだかドラマ自体が窮屈な感じで、キョセムもハレムという小さな空間から逃れられないといった感じだった。 

いつも皇帝が宮殿にいるのだから、宮殿内の問題はスレイマン大帝の時代よりはるかに多かっただろう。

たまには遠征に行けばいいのに・・・

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