新・オスマン帝国外伝~影の女帝キョセム~ シーズン2、 35の3 司祭たちがイスタンブルから追放される
キョセムは歩けるようになった。ファルヤ王女が真珠の館にいると知って、皇帝をもっと世話をするように忠告する。そしてファルヤ王女をな処罰しなかったのかと皇帝に聞いた。
皇帝は彼女を祖国へ返すというのだが、もち論キョセムは皇帝の気持ちを知っていた。ファルヤ王女を気にかけていることを・・・
ファルヤ王女も落ち着かなかった。ムラト皇帝に会いたくてたまらなかったのだ。だがムラトは彼女を無視した。当然といえば当然だ。一裏切ったものを絶対許さないのがムラトだった。ムラトは自分のあいするという気持ちよりは忠誠を重んじたのだった。
ムラトはキョセムを襲撃した犯人を突き出さなかったので、イスタンブルにいる全外国人を追従するという命令を出した。その中には商人たち、司祭たちが含まれていた。
秘密結社の頭は実は司祭だった。今回彼もイスタンブルを出ることになったのだが、シナンパシャを脅かして何とか一人だけイスタンブルに残ったのだった。
キョセムをさした子供は牢に入れられていた。本来なラ、母后を刺したのだから 死は免れないはずだった。ところがキョセムは父親が反逆者だったことを知らせなかった。子供には良い父親として記憶させたかったのでそのことを黙っていたそうだ。そして
「親の罪を子が背負うものではない」といって彼を赦し、解放し、エジプトで新しい人生をやり直すようにと言った。
なんとまあ!キョセムはすごいあな! 自分を刺した子をゆるすなんて!
キョセムにはそういう一面があった。彼女は本当に民のことをいつも考えている人だったのだ。罪もない子供の将来を摘み取ることは決してしない!~
その子供もエジプトで幸せに暮らせるといいなあ・・・