新・オスマン帝国外伝 キョセム（Muhteşem Yüzyıl: Kösem）シーズン１ 48話後半 49話前半 18の3

48話後半

母は皇帝アフメトを食事に招待する。彼女は一連の攻撃がサフィイェスルタンの仕業だという。そういえばデルヴィシュも同じことを言ってた。

母は今一丸となって、サフィエスルタンにいどまなければという。

キョセムも呼び今までのわだかまりを取りのぞくつもりだったが、彼女は来なかったという。

皇帝は「あなたがすべてを話すとキョセムは言った」と母に言う。

 
そこへキョセムが入ってきた。遅刻したことを詫びるキョセム。

さあて3人の顔がそろった。

展開は？

ハンダンは自分が有利だと思ってる。

49話前半

ビュルビュルは乙女の塔を宮殿のバルコニーから見つめ、

「もし私に翼があったならすぐにもとんでいきますのに」

と独り言を言う。彼はサフィイェの行方不明の息子がイスケンデルだったことを伝えたかったのだ。
そこへヒュマーシャー・スルタンがやって来る。
「どうしたの？」と尋ねると
「今ハレムはカオスです。以前私たちを倒したものたちが今はお互いに倒そうとしているのです。」
「ズルフィキャル・アーが今日私の目の前でしぬところでしたわ。神が望めばよくなりますわ」
「そのことをうかがいました。慈悲をかけずにそのままほうってけばよかったではありませんか。キョセムスルタンと組んでサフィイェスルタンを追いやった者ですよ。なぜほうちしなかったのですか？ 」

「ズルフィキャルは皇帝に忠誠を尽くすものの一人ですわ。彼はただ任務を果たしているだけですわ。彼は毒殺されかけたときにデルヴィシュの名を言いました。彼がやったと思っています」
「すぐにしっぽが出るでしょう」
と頷き、乙女の塔を見つめるヒュマーシャーだった。
そのズルフィキャルを世話しているジェンネトだが、からはまだ意識を失ったままだ。

ハンダンとキョセムの戦いが始まった。現れたのはハジアーだった。驚くハンダン！
「真実を皇帝にの伝えてくれれば、みんな平和になるわ 」とキョセムがハジアーに言う。
「皇帝様、デルヴィシュパシャに関するおそろしい真実があります。と続けるキョセム。
するとハンダンは・・・

「故メフメト皇帝は、マフムト皇子を亡き者にした後、次はあなたの番だとわかったのです。デルヴィシュもわかったのよ」

「キョセムの言った真実とは何かですか？母上様 」と皇帝は待てないといった様子で尋ねた。

「デルヴィシュ…　デルヴィシュは・・　あなたに5歳の時から仕えた、あなたを慈愛で包んできたデルヴィシュは、あなたを守るために大罪を犯したのよ、アフメト。

故メフメト皇帝、あなたの父親を毒殺したのです。どうしようもなかったの。でなければあなたの父はあなたをあなたの兄のように殺したでしょう。あなたの命をとったでしょう。必要に迫られたのよ・・ 」
とても信じられない皇帝は頭の中がくちゃくちゃになってしまった。
立ち上がりゆっくり部屋を出ていく皇帝・・

皇帝はその足でデルヴィシュの元へ向かう。そして刀をつかみさやから刀を抜きデルヴィシュの首に突きつける。

49話前半  
刺そうと知ると思い出が読みがえる。

小さなアフメトが木の根元に座っていた。デルヴィシュが探していた。宮殿に戻らないというと理由を聞くデルヴィシュ。
小さなアフメトは父のテスビフのひもをきってしまい、父親におこられるのではと怖がったのだ。その時デルヴィシュは
「大丈夫です。直して誰にも知られないうちに元に戻しますよ」とやさしく話しかけた。アフメトはほっとして笑ったという思い出だ。
彼は刺すことはできなかった。あまりにも良い思い出がおおいのだ・・・
彼は刀を治め、その場を立ち去る。だが彼の脳裏からデルヴィシュとの思い出を消すことはできなかった。

彼が皇帝就任に時に怖気づいていた時勇気づけてくれたデルヴィシュの姿も思い浮かぶ・・・ 

部屋に戻ったキョセムにジェンネトは
「ハンダンスルタンとデルヴィシュパシャの秘密は話さないのか」と問われると、
「皇帝は十分悲しんでいるから言わないほうがいい」と答えた。

皇帝が部屋に戻り座っているとキョセムが入ってくる。

 
キョセムは皇帝の手をやさしく慰めるように握りながら、慰める。

 
皇帝は「いつ知ったのか」

「最近です」

「母はデルヴィシュを守ることを選んだのだ。そのためズルフィカールは毒を飲まされ、メフメトギライハやに刺された。すべて秘密を隠すためにだ」

キョセムは皇帝の苦しい気持ちが痛いほどわかった。そして「いろんなことが起こったために言い出せなかったのですが、もしかしたらあなたを慰めることができるかもしれません・・・

私は身ごもりました。

子供が増えます。夢見た日々が実現するのですよ」

と口を開いた。

黙っている皇帝に

「きにいらなかった？」

アフメト皇帝はよろこんだ。真っ暗闇から光が見えたようだった。

今の時代子供を育てるのは大変なことだが、皇帝には ただ喜びを与える知らせなのだろう。

　一人部屋にたたずむハンダン。

自分の口から愛する人を死に至らしめる言葉を言ってしまった罪悪感と、彼を失う寂しさからハンダンは生きた屍だった・・・

ところでメフメトギライは助かった。ムラトパシャが見舞いに来た。彼が言うには

「彼らの関係は特別だ、まるで父とこのようだ」

といわれ、

「ゆるすだろうか？」と心配するメフメト。確かに2人の絆は強い。許すことはなくても命は助けるかもしれない・・・・

イスケンデルはズルフィキャルの代わりを務めることになった。

皇帝は
「狩りに行くので一緒にこい」

と彼に言う。行った先にはデルヴィシュが待っていた。
狩りをしながら、皇帝はデルヴィシュに剣を見せる。

それはデルヴィシュの贈り物だった。

若いころ彼は剣術が苦手のようで、デルヴィシュは真剣を持たせて、やる気を出させたのだった 。
今皇帝はその剣で戦おうと誘う。

強くなった皇帝！

デルヴィシュの喉にその剣がつきつけられた・・

 
デルヴィシュはその剣から何か異様な怒りを感じたのだった・・

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