オスマン帝国外伝シーズン3 【40話、41話、42話】エピソード81 予告編  イブラヒムの驕り 自分自身が最大の敵

ムスタファの赤ちゃんが亡くなった。悲しむ母ファトマの姿が映る。このファトマはその昔先頭に立ってヒュッレムを襲い、ヒュッレムの顔を焼いた人だ。
母親のファトマは息子が亡くなったのをヒュッレムのせいだと思い込み、

「復讐しますわよね。彼女がしたのです。ヒュッレム・スルタンが殺させたのです、私たちの皇子を・・・むくいをうけなければなりませんわ、同じ痛みを彼女もかんじなければいけませんわ。」
と半分はお願いみたいな半分はそうせよみたいな感じでムスタファに話しかけるシーンにが映る。

次のシーンでスレイマンがヒュッレムに「私の子供を誰かが殺そうとした。話によると、命令を下したのはお前だそうだね」とヒュッレムに言う。
次のシーンではシャースルタンが姉妹のハティジェに、死人を助けようとしているというと、
ハティジェは
「私はオスマン家の未来をかたっているのです」と強い口調で言いかえす。
すると彼女は「オスマン家の将来ですか、それともイブラヒムパシャの将来ですか?」と冷たい口調で応答する。ハティジェは窮地のたったイブラヒムを助けようと必死だった。2人にはいろいろあったのに、ハティジェは未だにイブラヒムを思っていた。
そのイブラヒムと言えば、自分の置かれた状況をよく把握できず
「すべては私の手の中にある。誰が私を害することができるのか? 」
法官のエブー・エスードに横柄な体でかたるが、
「ご自身をお忘れにならないでください 」と静かに答えた。
次にヒュッレムの声がしてくる。
「パシャの支配は終わるわ」と・・・
権力が身を亡ぼすというのは本当らしい。権力や富を手に入れれば入れるほど、人はより謙虚であるように努めなければならないと法官は思っていた。
ヒュッレムがもちろんそう仕向けたかも知れないが、実際イブラヒムを滅ぼした敵は、イブラほむの心にすみつき、次第に大きくなっていった驕りと言う自ら生み出したものだった・・・




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