新・オスマン帝国外伝 キョセム（Muhteşem Yüzyıl: Kösem）シーズン１ 47話 18の1

47話

赤いカフタンを仕立て屋が作っていた。さて誰の服だろう？話それるがアイロンの形が面白い。

そのカフタンは皇帝のだった。と言うか、赤は支配者の色で、皇帝しか着れない色だっそうだ。

ムラトパシャがそのことをメフメトと話していた。「赤と言う色は花の色の中で最も美しい色である一方、戦地で流す血の色でもある。死を意味するの」と。

赤のカフタンは誰かの死を意味するのなら、誰がアズラーイールにつかんまるのだろう？

ハンダンは大変なことになっていた。激情した挙句キョセムを殴ってしまったのだ。キョセムは気を失った。

それを聞いて驚いたハジアーはハンダンの元へ行き、
「なにをなさったのですか？ 」

「キョセムはすべてをアフメトに伝えると言ったのよ。証人がいるとといってたわ。それを聞いたらわれを忘れてしまったのよ、ハジアー」

と彼女は話し出す。そして「すぐにも証人を何とかしなければ」というのだが、ハジアーの表情は微妙だった。

 
「誰だか知っています」「Ben kim olduğunu biliyorum.」

と言うとほっとした様子で

 
「しっているの？」Biliyormusun?

 
といい、続けて

「誰なのか言って、言って！」Kim peki söyle.Söyle.   

と強い口調で言うと、ハジアーは

 
「私です、スルタン様」Benim Sultanım. 

 
と答えた。

その瞬間血の気が引いたような顔になり、泣き始めた。

 
ブルータスお前もか！　ハジアーもついにハンダンの元をさってしまったと思ったのだ。
ハンダンの周りにはもう頼れる人は誰もいなくなってしまった。絶望感だけがハンダンの心に残った。

ハジアーも苦しんだに違いない・・・

ハジアーはキョセムに屈したのではなく、ハジアーなりのハンダンへの忠誠のためだった。彼は言う

「私が何をしてもそれはすべてあなたのためです。あなたを護るために・・・」
Ben ne yapıyorsam sizin için yapıyorum. Sizi korumak için...

 
するとハンダンは

 
「敵と協力して、私に反証をするのね。これが私を護るためにしているというのこれは裏切りよ！裏切り・・ 」Düşümanlarla birlik olacaksın. Aleyhime şahide geleceksin.
Bütün bunlar beni korumak için yapıyorsun öylemi İhanet bu. Ihanet bu.

するとハジアーは「彼は人殺しです」 Sultanım derviş paşa bir katil.・・・

「デルヴィシュパシャに救いはありません。もしあなたも彼を護り続けようとするなら彼と同じような目に会うでしょう。今まだチャンスがあります。もしキョセムスルタンの行くことを聞けば、あなたが害されることはありません」

 
と忠言するが、彼女は「決して従わないわ、何か方法をみつけるわ。私は見つけるわよ、ハジアーこの問題は葬られるわ。あなたも今までのことに免じて、沈黙するのよ！」と泣きながら言う。

 
ハジアーはどうするんだろ？こうまで言われてはいくら判断を護るためとはいえ気もくじけるだろう・・・ 

ヒュマーシャーが慌てた様子で皇帝の元へやってくる。キョセムが倒れたことを知らせに来たのだ。ジャンネトもキョセムの元へ駆けつける。驚いて皇帝はキョセムを見舞う。彼女の頭の傷は深くなかった。

キョセムのことを知ると、小姓頭はデルヴィシュに食ってかかる。デルヴィシュが関係していると思ったのだ。小姓頭はイエニチェリの出身だからかわからないが、まっすぐの気性の人だ。なのでデルヴィシュのような裏表のある人々をを許せないのだ。

皇帝は見舞った後で、母后を問い詰めると、彼女は正当防衛だと言い張るが、キョセムは目を覚ました。

そこでハジアーはキョセムにハンダンが自分が証人であることを知ったと伝えた。そして「もしこのことをでデルヴィシュが知れば自分の命はなくなるだろう」

と彼はつづけた。 

「怖がらないで、もう道は最後までたどりついたわ」

「あなたは約束しましたね。ハンダンスルタンに害は及ばない」

とハジアーは必死でハンダンを守ろうとすると、キョセムは冷静に

「私は約束を守るわよ、あなたはどう」

と言い返され、ハジアーは迷う。

皇帝はキョセムにあいに来る。

キョセムはハンダンの言ったことを否定するが何が起こったかは自分からは言えないと口を閉ざした。

「いつかハンダンスルタン自身が伝えるだろう」と彼女はいうのだ。

ヒュマーシャーはビュルビュルと会う。母は傷ついてはいるが全く後悔していない様子で、自分以外の者のあいかわらず非難しているといい、先ほど倒れたキョセムのことになる。 ヒューマシャーはキョセムとハンダンの間に起こった出来事が気になり、調べるようにビュルビュルに言った。

起き上がれるようになるとキョセムはすぐにハンダンの元を訪れ、デルヴィシュパシャが人を殺めたことをハンダンの口から皇帝に言うようにと勧めた。

「もし言わなければ私たちが言わなければならいです。その時は殺しのことだけではなく彼があなたに恋していることも話しますよ」

と言半分脅かしているようにも見えた。

ハジアーも彼女に聞き入れるようお願いする。でないとハンダンを助けることができないからだ。
「少し時間をくれ」いうと、「明日の晩までですよ」と答えるキョセム・・・

乙女の塔では、サフィエはイスケンデルに話しかけると、イスケンデルは彼女をなぐさめる。するとサフィエはあることを頼む。

それはエリザベスという猫だった。イスケンデルは猫をそばに置くことを許した。サフィイェは彼にお礼を言い、少し距離の縮まった感じの彼女はイスケンデルの家族のことを聞いた。

イスケンデルは「オーストリアからやってきが、家族のことをよく覚えていない」という。目の前に自分の母がいるのにイスケンデルはそれをまだ知らなかった。

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