新・オスマン帝国外伝 キョセム（Muhteşem Yüzyıl: Kösem）シーズン１ ４７話後半 ４８話前半 18の2

４７話後半

ハンダンはデルヴィシュに会いに行く。
彼女は時間稼ぎのためにキョセムの言ったことを承諾したと言う。
ハンダンの気持ちを疑うことはなかったが、悪いのはすべて自分だ、報いを受けるのは自分自身だと彼は答えた。
そして「皇帝に会ってすべてを話す」
と言う。
ハンダンは「だめよ」と止める。
それなら
秘密を知っているものすべて黙らせるしかないとデルヴィシュは言う。 

そんなことができるのだろうか？知ってるものはあまりにも多い。キョセム、ハジアー、ジェンネト、メフメト王子、ズルフィキャル(小姓頭)そしてハリメも知っているのだ。

４８話前半
朝キョセムは起き上がると胃が痛いと言い出した。キョセムも狙われたのか？

飲み物に毒が入っていたのをジェンネトが見つけるが遅かった。
彼女の様態は悪くなった。女医が手当てをし、毒を吐きだした。

と思ったら違った。キョセムは身ごもっただけだった。ジェンネトがはやとちりしたのだ。みんなは安心する。

だが
ハジアーを男たちが襲われ、ハンダンの元へ連れていかれた。ハジアーは最後までデルヴィシュを非難したため、命を奪われることになった。彼は死ぬ前に礼拝をしたいと頼むとそれは受け入れられた。

そしてメフメトはクリミアへくところだった。彼は伯父のクリミア王ににらまれているので、もし国に帰ればその場で殺されるかもしれないという危険があった。でもその前に外に出たメフメト王子に矢が飛んできた。その矢は王子の胸を射抜く。王子は落馬した。

小姓頭には朝食が用意された。食事を給仕している者が怪しい。案の上、飲み物に薬を混ぜた。

 
小姓頭は飲み物を飲んでしまう。そこへヒューマシャーがやってきた。小姓頭はスプーンの裏で髪の毛を整えた。
「おれは何をしてるんだろ」

と彼はひとりごとを言いながら、彼女を出迎える。
彼女の要件は母親のところへ行きたいとのことだった。答えを返そうとした彼は息ができなくなり、鼻血を流し倒れた。

ヒューマシャーはアーたちを呼び、てきぱきと命じるアーの一人が

「医務室へ連れていきましょう」というと、

「時間がないわ」

と言い手当てをするヒューマシャー！

まずは暖炉のすみを集め水で溶かし水入れに入れた。口に流し込むためだった。だが口に入れるための器具がないので紙を丸めて。ズルフィキャルに注ぎ込んだ。

わあ！ヒューマシャーかっこよすぎる！そこへ

ジェンネトが小姓頭の部屋に入ってきた。驚くジェンネトにヒューマシャーは「できることはすべてしましたが・・・」とズルフィキャルを抱きながら答える。

次の瞬間彼は吐いた。助かったのだ！

皇帝はこのような異変を何も知らずに、市場へデルヴィーシュと出かけた。そして布屋に立ち寄り「景気はどうか」と尋ねると皆口々に「悲惨だ」と答えた。デルヴィシュが大宰相になってからと言うもの税金がバカ高に上がってしまったという、彼らの「血を吸い取っている」と言いうのだった。

 
それだけでなくわいろをもらっていると言う。皇帝の周りは反逆者ばかりなのに皇帝は知らないのだとも言った。そして

「私たちを助けてくれるのはキョセムスルタンだけだ。人間の形をした天使だと言われている。金銀を一箱みんなに配ったそうだ」と商人は言う。

宮廷に戻った皇帝は浮かない顔だった。もちろんデルヴィシュがわいろを取ってなかったが、民衆の評判は悪いことが分かったのだ。 

ビュルビュルがレストランにいる。ある男と会うためだった。今日はサフィイェスルタンの末息子と会うために来たのだった。そこへイスケンデルやってきた。

イスケンデルはセラハディーンと会う約束していたが来なかったので、家を訪ねた。そこには家族の元へ連れて行ってくれると言った男の彼の遺体があった。イスケンデルは絶望する。 

ビュルビュルはサフィエの息子がイスケンデルだと知った。青天のへきれきだった。彼はサフィエのすぐそばにいたのだ！でも気が付かなかった。

キョセムはハジアーと小姓頭のことを知る。皇帝も小姓頭のことを知った。
そこでハンダンに廊下であったキョセムは会いに行く。

 
「皆を黙らせたのですね。それでは私をどうやってだまらせたるつもりですか？」

 
と言うと「夕方きて何を話すならお話しなさい。でももうなにもしょうめいするものはないわ」
というと、

 
キョセムは

「このことについて皇帝が詰問するでしょう」

 
「もちろん聞くでしょう。でも私たちではなく、サフィエスルタンの仕業と彼は知るでしょう。あなたも気を付けてね。サフィエの後にあなたが犠牲にならないように」とハンダンは脅かす。

 
部屋に戻ったハンダンはたっていることもできないほどおびえていた。彼女は神にすぐさま許しを乞うた。ああはいったものの罪の意識が強かった。

 
皇帝もこの異常事態に心を痛め「誰が犯人か」と尋ねるとデルヴィーシュはサフィエの仕業だと言った。皇帝はデルヴィシュを信じるのだろうか？

４８話後半