新・オスマン帝国外伝 キョセム（Muhteşem Yüzyıl: Kösem）シーズン１ 46話後半 17の4

46話後半

ハンダン母后とデルヴィシュのことを聞いたキョセムは唖然とする。

ハリメの侍女は、真珠の部屋で聞いたことをキョセムに話す。

さてキョセムはどうするのだろう？

サフィイェの長女、皇帝の叔母にあたるヒュマーシャーは皇帝とバルコニーで話をしている。

Validemin yaptıklarını işitince dünyanın başıma yıkıldı. Keşke de ben de burda olsaydım, belki mani olurdum.

母がしたことを聞いたとき、わたしの世界は崩れ落ちましたわ。もし私がここにいたなら、食い止めることができましたのに・・・」というと、

サフィエスルタンは「私を後ろから刀でさしたのだ。それも何度もだ・・・決して許さない。」と皇帝が答えた。

彼女は
「そのためにきたのではありません。(Bu maksat da gelmedim, yanınıza.)」と言いながらも、サフィエスルタン厳しかった人生を話し始める。

彼女は義理の母にあたるヌルバーヌ―にかなりつらくあたられたようだ。さらに息子のメフメト皇帝は彼女の2人の息子の命を奪った。

こうして悲惨な人生を送ってきたことを伝えるのだが、

「それは自分も味わった痛みだ」と皇帝は言い、皇帝を後ろから刺す理由にならない」と答えると、ヒュマーシャーは「そののとおりですね。ですが、なにがあろうとも彼女は私の母親です。

( Hakınız var.
Ne olursa olsun,o benim validem.
Musadeniz olursa, görmek isterim.)と答えた。

皇帝は訪問を許した。
そしてヒュマーシャーは小姓頭ズルフィカールに連れられて、乙女の塔へ向かう。

その途中の船の中で、

「皇帝はあなたをとても信頼しているわね。あきらかよ。すべてをあなたに預けているようだわ 」
「皇帝様にふさわしいことができているなら、うれしい限りです。」

「今日ではオスマン家の人々でも彼にふさわしいことができていなのに、あなたの存在は貴重よ。」

と言われるとズルフィカールは困ったような恥ずかしいような嬉しいという表情をした。そして

「サフィエ・スルタンがあなたが来たこと喜ぶでしょう」と答えた。

すると
「ずっと以前に私を結婚させてエジプトにおくりだしたわ。

その時家族だけでなくすべてのものをてばなしたのよ。喜び、明るさ、そして幸せを・・

そしてけっして戻らないと言ったものよ」と自分のことを話し始める。

するとズルフィカールは
「運命はおそらく残していったものをもう一度手に入れるためにあなたを戻したのでしょう」

と慰める。
（でもなぜヒュマーシャーは小姓頭に個人的な気持ちを話したんだろう）
乙女の塔につくと
ヒュマーシャーは足枷をさせられ気力を失っている母をたずねた。二人は再会を喜んだ。

47話前半
「はじめに妹のファーリエのことを聞いたわ。それからあなたに起こったことも・・・」と言うとサフィエいままで起こったことを話した。

するとヒュマーシャーは

「何を待っていたというのですか、皇帝をその位から落とそうとしたのに、まるで何もなかったかのように人生をつづけられるとでもいうのですか？」

と言うと、

「私たちはおおきいのよ。ずっと変わってないわ」

と答える。

「変わるべきでした。皇帝はあなたの息子ではなくあなたの孫なのですから。もう母后ではないのですよ。皇帝を敵に回したら権力をわけあうことはできませんわ」

と厳しい言葉を投げかける。

わあ！ヒュマーシャーはほんとに的を得ているというか、普通の感覚を持つを皇族だ。

「さいしょはそうではなかったわ。キョセムとハンダンが邪魔してきたのよ」

キョセムの名を耳にした彼女は

「キョセム・・・あなた方は若い彼女に多くのおくりものをしてしまったのですわ」

とヒューマシャーは言う。確かにキョセムは権力を持ちすぎていた。

「どれだけ高くのぼりつめようとも高くなればなるほど落ちるときは厳しいももになるわ」とサフィイェが言うと、ヒューマシャーは急に笑い顔になり、

「まるであなたのようにね」

と言い返す。
（すごい迫力ある演技だ。知らない間に彼女に引き付けられてしまう）
するとサフィエは話を変えて、
「何度もよんだのにあなたは連絡さえしなかったわ。なのになぜ今きたの？」と聞く。

「このような姿を見たかったからなの？あなたもみんなと同じように母親を憎んでいるの？」

「あたしはあなたに失望していましたわ、心にきずがあるのです・・・憤怒、怒り・・でも決して憎んだことはありませんわ。

ここからどのようにでるの？どうやったら出られるかわかりません。

でも安心してください。

私はサフィエスルタンの娘です。決して敵に頭を下げない。

敵に傷つけられることはないわ」

と毅然と言う。サフィイェは喜びのあまり彼女に抱きつく。

宮殿に戻るときヒュマーシャーが船から降りようとすると躓いてしまう。それをとっさにズルフィキャルは支え、二人は見つめ合う。♡

乙女の塔で働ているイスケンデルは自分の出生の秘密を解き明かすトッスンのシャツを見つめる。そしてアジェミ（新米）だったときに一度訪ねたそのシャツに字を書いたセラハッディンのもとを再び訪れた。

これが後に彼に悲劇をもたらす。イスケンデルが

「シャツは自分のものだ」と言うと、「肩に印があるか」とたずねられる。印があった。すると彼は

「明日家族のもとに連れて行ってあげよう」いわれイスケンデルは驚く。長年探し続けた家族！　
その後セラハッディンは急いで宮殿を訪れる。ビュルビュルに吉報を届けに来たのだ。

彼は「行方不明の皇太子を私たちは見つけました！」と報告する。

イスケンデルにとってこれがほんとに吉報だったかはわからないが、イスケンデルはサフィイェの息子だった。

キョセムがハンダンを訪ねるが、ハジアーしかいなかった。キョセムは「ハンダンスルタンとデルヴィシュのことを知っている」と伝える。

「だが皇帝をこれ以上悲しませたくないのでもしあなたが私に手助けするなら黙っている」というのだった。
そしてもっと重大なことをハジアーに話す。前メフメト皇帝の命を奪ったのはデルヴィシュだということだ。
ハジアーは驚きのあまりたっていることができなかった。
そのあと偽の証拠の手紙をもってハンダンに伝えにいくが、ハンダンはもうすでに知っていることを確認したが、ハンダンには死ぬまで秘密にするよう命じられる。
真実を知ったハジアーはそのことをキョセムに言いに行く。キョセムの味方に付くと決め、彼が証人になるというのだ。

キョセムはハンダンに会いに行く。証人が会うことを話し始めると、ハンダンは手紙入れの筒で彼女をとっさに殴ってしまう。

キョセムは倒れた。そこへヒュマーシャーが入ってくる。ハンダンは
キョセムに襲われたというが、、、

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