ジャヒデはうそを正当化した トルコドラマMother 72話ハイライト

 夜中にジャヒデの家に訪問客があった、シナンとギョニュルとゼイネプおばあさんだった。

出迎えたジャヒデは異変に気が付いた。重い雰囲気の中で、ジャヒデは「どうしたの」と尋ねた。するとシナンが

「ジェンギズがゼイネプを誘拐しました」と答えた。みんなは意味が「分からなくて何?どういう意味?」と聞いた

「お金が欲しいのね。いくらなの?いくらでもあげるから・・」

「そうならばいいのですが」とシナンは言った。彼の目的はお金ではなさそうだ。

「復讐です」と続けた。それからシナンはこれから警察に行くといった。「彼らが何とかしてくれるでしょう」とジャヒデを励ました。

でもジャヒデは取り乱して、

「あなた方はようやくわかったのですね?私を責めることは簡単なことよ。今私のことをわかったでしょう?トゥルナが亡くなったといった時、そうれはいけないと皆は言ったでしょう。でも私はこの家族がこんな風にならないために全力を尽くしたのですよ。どうしようもない対処のできない状態に陥らないようにと頑張ったのに・・

でもあなた方はわからなかったのよ!

すべてを台無しにしたのよ。私の言うことをあのとき聞いていればこんなことにはならなかったのよ!私はゼイネプが欲しいのよ。・・・」

となきながら叫んだ。

「ギョニュルはそんなに悲しまないでください。みつかりますわ。また会えますわ。母はここにいてもよろしいですか」といいながらジャヒデのそばに寄った。そして「私はちょっと出かける用事がありますので。友人がもしかしたら助けてくれるかもしれません。いってみますわ」と言った。

この時ジャヒデは自分がしたことがまちがっていなかったと思った。ゼイネプを危険から遠ざけるためにした嘘は正しいと思っていた。

確かにジャヒデみたいに強固な手段をとらなければ、ゼイネプは決してメレクをあきらめなかっただろう。

でももしジャヒデの言うとおりになっていたら、メレクが存在しないままだったら、ゼイネプはジャンギズに誘拐されなくてすんだのだろうか?

ここまで問題がこじれると、メレクとゼイネプは会わないほうがよかったのではと思えてくる。

かかわる誰もが幸せになれない。本当に悲しいことだ。

でも本当の不幸の原因は2人の出会いが悪いのではなく、ジェンギズのキャラなのではないか思う。彼はマニピュレーターだ。彼は人々を巻き込んで、彼に係るすべての人を不幸にしてしまう。シューレもジェンギズとかかわらなかったら、今のような状態にはなっていなかったかもしれない。メレクも今ほど不幸せではなかっただろう。

でもそんなジェンギズもその昔は母親を素直に愛するかわいい子だった。彼は父親のやり方を踏襲したために今のような人格になっていったようだ。そのことについて詳しくは次回に・・・

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