ジェンギズとドラマのヌールバーヌーのキャラの意外な共通点 支配したがるパーソナリティー障害

ジェンギズの一生を改めて見ていくうちに、私はオスマン帝国外伝の登場人物ヌールバーヌーを思い出しました。

ジェンギズとヌールバーヌー。一見何のつながりもない二人のように見えるのですが、実は二人には共通点があります。(史実のヌールバーヌー妃の性格ではありません。ここでお話するのはドラマの登場人物としてえがかれている彼女のキャラクターについてです。)

先日よんだ他人を支配したがる人たち」という本の中に「パーソナリティー障害」について触れられていました。二人の特徴はこの障害の特徴に似ています。

自己中心的、所有的思考、すべてか無かの思考、過度にうぬぼれた思考、羞恥心の欠如、安直な思考、罪の意識を感じない、などが主な特徴です。

ジェンギズにはこのどれもが当てはまります。

ヌールバーヌーには「安直な思考」は当てはまらないかもしれませんが、「所有的思考」(他者を自分が所有物と考え思い通りに扱える所有物と考えること)には、多々例を見出せます。もっとも印象的だったのは忠実なカザンフェルを犬呼ばわりしたシーンです。

シューレはジェンギズやヌールバーヌーとはちょっと違う感じがします。オスマン帝国外伝では、人々は自分が生き残るために「人をいかに支配するか」という課題に始終頭を悩ましていましたね。

でも多くの人は支配したいからしようとしたのではなく、やもをえずその方法をとるといった流れでした。

ヒュッレム妃をみてみましょう、彼女は多くの罠を仕掛け、最終的にはムスタファを死に追いやることになったのですが、ヒュッレムが望んでしたことではないようです。なぜならヒュッレムはかつて「ムスタファが自分の子だったらよかったのに」と語ったことがあるのです。宿敵イブラヒムにも、なにかしらの恩を感じていたようです。

それに比べてヌールバーヌーは、セリムと子供のためと言いながらも、本当はすべて自分のために行動しているようにみえました。

ヒュッレムは心からスレイマンを愛していましたが、ヌールバーヌーはセリムを純粋に愛していたとは思えません。いつもどこか利用していたように感じました。

それはスレイマンとセリムの性質が違うことにも関係していると思います。「パーソナリティー障害」の方は、人を無条件で支配したがります。セリムはスレイマンほど確固とした信念に基づいて行動しませんでしたので、たやすく支配されやすい性質を持っていました。そういう点でヌールバーヌーはセリムを完全に操りました。(もしヌールバーヌーのセリムへの影響が少なければバヤジトは死なずに済んだかもしれません)

ということで今回は無条件に支配したがると言う二人の共通点についてお話しました。いかがでしたでしょうか?

ジェンギズやドラマのヌールバーヌーのような人々が意外と身近にいるかもしれません。一番よいのは、近寄らないことだそうです。

では今日はこのへんで、お休みなさいませ。

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