海馬の記憶は書き換えられる!? 書き換えられない記憶を10年日記で始めました。
人の記憶はあいまいで書き換えられるらしいです。(最先端の光遺伝学で書き換えに成功した記事はこちら(2014年))
理化学研究所の2014年の公表によると、彼らは光遺伝子を使って、海馬と偏桃体の記憶を書き換えられるかという実験を行いました。
そして海馬では書き替え可能という結論に達したとのことです。
ところで脳の記憶に関する単語 海馬、エングラム、偏桃体、の意味は以下の通りです。
「1.海馬: 記憶を司る脳の領域。
2.記憶痕跡(エングラム): ヒトや動物の脳内に蓄えられていると仮定されている記憶の痕跡。ある特定の神経細胞群の活動パターンやそれらのつながりの中に蓄積されていると考えられている。
3.扁桃体: 情動(嫌だ、楽しい、報酬をもらって嬉しいなど)の記憶に関わる脳の領域。また、本能的な好き・嫌いの判断をすることも知られている。
4.光遺伝学
光感受性タンパク質を、遺伝学を用いて特定の神経細胞群に発現させ、その神経細胞群に局所的に光を当てて活性化させたり、抑制したりする技術。」(https://www.riken.jp/press/2014/20140828_2/から引用)
「海馬から扁桃体への脳細胞のつながりの可塑性が、体験する出来事の記憶の情緒面の制御に重要な働きをしているということだ」(光で記憶を書き換えるからの引用)
そしてもう一つ、偏桃体に記憶された情報を変えることはできなかったという結果が出ています。
私たちの脳は本当に不思議ですね。皆さんも時々違った風に過去の記憶を思い出すことがあるかと思います。それは時々は美化されていたり、時々は より醜い記憶になっていたりすることもあるのではないでしょうか?
というわけで当時の気持ちや感情を当時のまま感じたようにふりかえることはたやすいことではないのかもしれないですね。今の環境で今の感情や考えで当時をみるのですから、結局はそれは今の感情や考えを反映したものにすぎないのかもしれないですね。
そこで 私は今日から10年日記というのを始めました。
とてもシンプルでよい機能なので皆さんにも紹介させてください。当時のありのままの気持ちや感情により簡単にアクセスできます。皆さん是非お試しくださいませ。
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