あなたは私の命よ トルコドラマMother 66話ハイライト
ゼイネプたちは写真をとった。メレクがたまたまゼイネプの隣になったが、彼女はすぐにたって場所から離れて反対側へ移動した。こんな風にメレクの態度は相変わらずだった。
「ピクニックをしましょう」とゼイネプがいうと、メレクはよろこんだが、シューレは反対し、手を洗いうために席を外した。
その間にメレクはゼイネプとふたりきりになった。ゼイネプは用意してきた食べ物を並べて、メレクに呼びかけた。最初 「トゥルナ」と呼んだが、応答がなかったので「メレク」と呼び直した。するとメレクは反応した。ゼイネプにとってのトゥルナは目の前にはいなかった。彼女はメレクだった。
でもメレクは本当にトゥルナをわすれてしまったのだろうか?
それでもゼイネプは心のうちを率直に話し始めた。
「あなたをとても愛したわ。これからも愛するわ。一緒に過ごせなくてもあなたは私の心にいつもいることでしょう。これはこれからもかわらないわ」と言うと、メレクはとても切ない表情をした。
それから続けた。「あのときあなたは私のことをママと呼んだわね。私はその時あなたのママになったのよ。これから先あなたがママと呼ばなくても、このことは変わらないわ。あなたは私の娘よ。私はあなたのママよ。決して忘れないわ。あなたは私の命よ、命なの」と言った。
その言葉を聞いてメレクは泣きそうになった。そこへちょうどシューレがやってきて、
「すぐに食べていこうね」と言ったので、二人のつかの間の会話は終わった。会話というか一方的にゼイネプが話ていただけだけれど、メレクの心には何かが響いたようだった。
ゼイネプがあまりにも切なすぎる。
明日をも知れない命で、目の前には一番好きな人がいるというのに、その人の心は遠く離れてしまっていたのだから・・・
(人の心って本当に難しいですね。ちょっとした心の行き違いや誤解で、本当はとても愛し合っている二人が切ない思いをしてしまう。 みんなが誤解なく楽しく生ることができますように・・・愛する人に愛していると素直に言える心を与えてくださいますように)