3人の母親 ゼイネプは救急車の中で トルコドラマMother 77話ハイライト
ゼイネプが誘拐され、シナンの居所もわからなくなった今、ギョニュルはただただなくっばかりだった。
ゼイネプ義母も頭を抱えていた。
そこへ電話が鳴った。
「だれかしら。知らない人よ」と言って電話に出ると 、
「サカルおばさん。私よ」と元気なメレクの声がした。
驚いて、たちあがりながら
「トゥルナなの!どこにいるの?誰のでんわなの?」と聞くと、
「わかるかしら?私は今ママのそばにいるのよ」とメレクは答えた。
「ママの?あなたはゼイネプのそばにいるの?」とさらに驚いてギョニュルは叫んだ。そしえt
もういちど「ゼイネプのそばにいるのね?」と聞くと
「ええそうよ」と嬉しそうにメレクは答えた。
「トゥルナ!どこにるのか教えて。すぐにいくから」というと、メレクは
「ここは救急車のなかよ」
といった。
ギョニュルは「きゅうきゅうしゃなの!どうか神さま、どうしたの!?」と言いながら泣き崩れた。
「 心配しないで、目をあいているわ。私と話もできるわ。救急車のお医者さまも『心配しないで、すぐよくなるよ』と言っているわ。私は彼の電話からかけているのよ」
というと、「電話を彼女に渡して、声をききたいわ 」とギョニュルは頼んだ。
すこしならOKという医者の許しが出たので、ギョ乳rは
「アロー、ゼイネプ、クズム、アンネム」とはなしかけた。
「しんぱいないわ。大丈夫よ。トゥルナもそばにいるし」
トゼイネプが小さな声で言うと
ギョニュルは
「あなたは私のすべてよ。あなた以外に誰もいないわ。あなたをとても愛しているのわ」となきながら言うと、ゼイネプ義母も
「孫の声をききたいよ」といったがギョニュルは「待って待って」と受話器をわたさなかった。
その時医者が「あなたのは疲れたようだからもうお話をやめてね」と言ったのでメレクはギョニュルにその次第を伝え、電話を切ろうとしたが「待って待ってトゥルナ、ども病院に行くか教えてちょうだい」とギョニュルは頼んだ。
さすがだ。こんな時にもちゃんと行く場所を忘れずに聞けるなんて。だいたい切羽詰まった時って、どうしようもないことは話すけれど、大事なことを聞き忘れてしまう場合が多いから・・・
場所がわかったギョニュルは
「すぐ行くわ」と言い、最後に
「トゥルナ、私の代わりにママにキスしてくれる?」と頼んで、電話を切った。
ゼイネプは横になりながらもメレクの手を離さなかった。
ギョニュルは緊張が解け、うれしくて「お母さん、お母さん」とゼイネプ義母の胸で泣いた。
今回は三人の母親が登場している。ゼイネプとギョニュルとそしてゼイネプ義母だ。それぞれがそれぞれのやり方で自分の子供のことを思って行動している。 それは血のつながりだけの関係ではない。
母子の関係は血のつながりも大切だが、それ以外にも大切なものがあること(思いやる気持ち)をこのシーンを見て改めて思った。
子供時代というベランちゃんの主役のドラマを見ていて同じようなことを感じた。
(母子の関係に限らず人と人との関係は、相手を思うということからすべてがはじまるのかも・・・)