ギュルフェム妃の最期 オスマン帝国外伝シーズン4 91話ハイライト

ギュルフェムが皇帝の部屋にやってきた。小姓頭のフェルハトはバヤジト様が亡くなって以来スレイマン皇帝の容態がとても悪いと伝えた。
するとギュルフェムは青い顔をして、
「バヤジト皇子の死にそんなにも悲しんでいるのですか?ほうとうですか?信じるためには心臓を開いてみてみたいですわ。」ギュルフェムらしからぬ言葉を発した。
ほんとうにかなしんでいるのですか」
「本当に悲しんでいらっしゃいますよ。バヤジト様がこのようなことになるとは、」とファルハトが言うと、
「そうですね。そうですわ」と言った。そしてフェルハトを入り口から遠ざけるようなことを言った。誰もいなくなったドアを開けギュルエフェムは中に入った。
真っ暗な部屋でスレイマンは食事もとらず横たわっていた。眠っているのかわからない。ギュルフェムは「皇帝様」と声をかけスレイマンを起こした。スレイマンも気が付いて力なく目を開けた。
ギュルフェムは「ねることができないのですね。薬も効かないのですね。勿論無理でしょうね。息子を殺した父親がどうやって眠ることができるといううのでしょう!
初めにムスタファを殺しましたね。それからジハンギルの死の原因を作ったのですね。そして今回はバヤジトです」
 
と言いながら近づき、ベッドのわきに腰をかけ
「誰が何と言ってもあなたが彼を殺したのですよ!あなたが望まなかったら葉っぱさえ落ちることはないのですから。バヤジト皇子を敵の手に中に追いやったのはあなたですよ。だから決して「私は無実です」といわないで。決して! あなたに起こったどんな災難もすべてあなたのせいで起こったことなのですから」と言って笑った。
 
なんだか変だ。ギュルフェムがこんなことを言うなんて!

どうやらスレイマンのバヤジトにしたことをゆるせなかったようだ。彼女は続けた。
「あなたの手についた血は川や大会の水でさえきれいにすることができませんよ!」
と言ってナイフを取り出しスレイマンを刺そうとした。
え!
何とギュルフェムが、あのギュルフェムが!今行動をとろうとは誰が想像したことだろう。
 
ギュルフェムを私は好きだった。誰にでも優しくヒュッレム亡き後も一心にスレイマンを支えてきたのがギュルフェムだった。
そのギュルフェムがスレイマンに刃を向けたのだった。
それほどバヤジトの死はギュルフェムを傷つけたのだった。
スレイマンは動くこともできず、抵抗できなかった。

でもスレイマンは助かった。フェルハトが危機一髪のところで、ギュルフェムを止めたのだ。もみ合っているうちにフェルハトはギュルフェムの胸を彼女自身が持っていた刀で差した。
ギュルフェムはこうしてあっけない最期を遂げた。
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