自分が死んだという嘘をついたのがジャヒデだとわかるメレクだが・・・ トルコドラマ75話・76話ハイライト
シューレは家で怒っていた。ベルが鳴った。
やってきたのはジャヒデだった。
メレクは「おばあちゃんが来たよ」と喜ぶが、シューレは「彼女たちはおかしいよ」と言いながらドアを開けなかった。
なぜかというと少し前にジャヒデたちはシューレと取引をしようとした。金で解決しようとしたのだが、そのことにシューレは腹を立てていたのだ。
そして、「なぜ来たの?むすめの価値が上がったのかい?750000リラになったのかいと皮肉を言ったが、ジャヒデは
「どうかドアを開けてください」
とていねいに頼む。
「ママ開けてお願いよ」と必死でお願いするがシューレはジャヒデ毒づいて開けようとしなかった。それにもかかわらずメレクは
「おばあちゃん、ママからなんかれんらくがあった?」
と言ってしまったのだ。
この言葉にシューレが黙っているはずがない。自分の目の前でゼイネプのことを私のママ(アンネム)と言い、さらにジャヒデのことをママのママ(母方の祖母の意味のあんねあんね)と呼んでしまったからだ。
ジャヒデはメレクの声をきいて「トゥルナどうかドアを開けて」と今度はメレクに頼んだ。
シューレは「開けないよ。お前がアンネアンネと言った女は、お前が死んだという嘘を言った張本人なんだよ。わかったかい?!お前が生きているのに死んだと嘘をついて、墓まで作らせたんだよ。なぜかわかる?ゼイネプにお前が死んだと知ってほしかったからだよ」
と本当のことを言ってしまった。
これは厳しい。そんなことを子供に直接言うなんて、ありえない!
と思うけれど、シューレはそれほどまでにわれをわすれていたのだ。メレクがそういわれれば傷つくことをしっていたのに頭に血が上り黙っているわけにはいかなかった。
「そうなの?」とメレクは半信半疑で扉の向こうのジャヒデに話しかけた。シューレはするよ!お金で何でもできると思っているんだから。わかった!」というとメレクは泣き出してジャヒデに向かって
「そんなことはしないわよねおばあちゃん。すべて嘘よね。あなたはしないわ。何故ならあなたは私をとても愛しているんだから」
と叫んだ。
それを聞いてジャヒデは泣き始めた。
「何か言って」とメレクが言うけれどジャヒデは答えられなかった。
するとシューレが「わかったかい!彼らと私の大きな違いは親愛の情だよ、なさけだ!」
といってメレクを説き伏せた。メレクは下を向いて泣き続けた。シューレはドアを開けずにジャヒデも去ろうとした。その時ドアが開いてメレクが
「本当なの?ほんとうのことなの?」と聞いたジャヒデは黙ってメレクをみていただけだった。するとメレクはそのまま中に入りドアを閉めてしまった。
ジャヒデは泣きながら家に戻った。彼女は後悔していた。でもゼイネプのためには仕方がなかったのだと自分に言い聞かせた。それでも後悔の念で、苦しすぎて息ができなくなった。いまジャヒデはうその報いを十分に受けていた。
ようやく車に乗り薬を探すが、なんと薬を持ってこなかったようだ。
ジャヒデはこのまま運転して大丈夫なのだろうか?
それにしてもこんな残酷なことを自分の怒りに任せて子供に告げてしまうなんてシューレはひどすぎる。
それよりもひどいのはメレクを死んだといったジャヒデかもしれないけれど・・・