【ハティジェの結婚話】 オスマン帝国外伝シーズン３（ｴﾋﾟｿｰﾄﾞ91のハイライト4）

スレイマンはハティジェの家を訪れる。今はシャー夫妻が住んでいたが、ハティジェはここに客として滞在している。

ギュルフェムはいつもハティジェの幸せを願っている。今回も彼女はそうだ。

「私はいつんもあなたにとって良いことを望んでいます。皇帝の忍耐をこれ以上強いらないでください。あなたへの私のアドバイスは、ヒュッレムからそして宮殿から遠ざかることです。なぜわからないのですか。このようなことを続ければ、子供たちも失うことになりますよ。皇帝はあなたの手から彼らを奪うでしょう。望んでいることはこれなのですか？」
と必死で説得しているギュルフェム。そこへ侍女が皇帝がやってきて外の庭で待っていると伝えに来る。そこへシャーもやってくる。
 彼はハティジェを結婚されると言いに来た。
 ハティジェは断固拒否するが、
「これはより良いことかもしれない」とシャーは言う。そのことばに戸惑うハティジェだが、シャーは一生懸命なだめる。
ハティジェは
「いいえ絶対、こんなことはありえないわ 」

と言うと「なぜ？あなたはまだ若いのよ。美しいわ。健康だし」とシャーが何とか説得しようとすると言ハティジェは
「いうのは簡単よ。あなたは好きな人と結婚していないから・・・彼が命を奪われても気にも留めないでしょう。反対に喜ぶわ。あなたは幸せではないわ。嘘かしら？ 」ときつい言葉を返す。

「私のように愛さず、私のように愛されていないものね。イブラヒムは私の人生だったのよ。愛で結ばれていたわ」

と言うとシャーも負けてはいない。ニギャールのことを持ち出す。

するとハティジェは怒りだし「出て行って」と叫ぶ。

シャーは落ち着老いた口調で。「2つの道があるわ。夫を自分で選ぶか、皇帝が選ぶかよ」
と言い出て行こうとするシャーに「もう一つ道があるわ」とハティジェは言う

何だろう？

「自殺するわ。もし私を無理やり結婚させようとしたら、私は自ら命を絶つと誓うわ」


ハティジェは自殺を決意してしまった。

皆がハティジェの心配をしていたのに、ハティジェの出した結論はみんなをこのうえなく悲しませた。