ハティジェの棺が運ばれる。ギュルフェムは泣き続ける。 アフィフェもとても辛そうだ。 ハティジェはイブラヒムの元へ旅立った。 思えばハティジェの人生は悲劇の連続だった。かわいらしい無垢な皇女として育ったハティジェはドラマでは2度の結婚をする。 最初の夫は病死、2番目の夫は絞殺される。 ニギャールと2番目の夫イブラヒムの関係に苦しみ、ヒュッレムとの戦いも死ぬまで続いた。 最後はヒュッレムを誘拐した罪を問われ自殺した。 マニサではマヒデブランの刺客がメフメトの命を狙っている。 そうとは知らずメフメトは狩りへいく。この刺客は部下のふりをしてメフメトを気遣うようなふりをしている。 無垢なメフメト皇子は疑うことを一切しない。 叔母ハティジェのことを聞き、彼女の自殺を悲しんでいる様子だ。 マヒデブランの刺客でもあるメフメトの腹心の部下は、何度かメフメト皇子の殺害を企てる。 狩りの最中にも命令を実行しようとするがなかなか機会がない。 アマスィヤではマヒデブランはマニサから帰ってきた。ムスタファは出迎えるが、なぜ母マヒデブランが出かけたのかは知らない。 マヒデブランが言うには 「イスタンブルではスレイマンの状態が悪く、メフメットが玉座に就く準備している」 とのことだ。ムスタファは信じない様子だ。 ハレムに滞在することはもう難しいと思うミヒリマーフ。 何故なら母ヒュッレムの面影がいたるところにあるからだ。リュステムは 「それは駄目だ。シャースルタンが支配するかもしれない」 「もうヒュッレム母が亡くなったことを受け入れなければならないわ」と彼女は続けて言う。 「メフメト皇子を守ることが、これからの私たちの役目だ」 とリュステムは気を引き締める。 特に遠征時は要注意だとミフリマーフに言い聞かせる。 何故ならハティジェだけがヒュッレム失踪事件にかかわっているのではないとリュステムは確信しているからだ。 アマスィヤにフズルが来る。 これからオーストリアに遠征すると言う。 スランスが今度約束を守るか見てみようとも言う。 そしてムスタファの落ち込みを見てフズルは 「立ち上がれ」 と勇気づける。 マルコチョールがミフリマーフと立ち話をしている。マルコチョールにミフリマーフは母を探し続けるように頼む。 「忍耐が必要です。全力を尽くします」 と答えるマルコチ...