新・オスマン帝国外伝新オスマン帝国外伝～影の女帝キョセム～エピソード25の２あらすじ 次期皇帝はムスタファに決定！

子供たちはアフメト皇帝がなくなったことを告げられる。
だが誰も信じようとしない。オスマンは悲しすぎていたたまれず部屋を出ていった。
 ズルフィキャルはこの知らせを皇帝の祖母でアフメトの敵であったサフェエの元へつたえにいった。そして
「 望んだ通りになりました」彼がというと
「望んだこととは何ですの？」とズルフィキャルの妻が質問した。
彼の妻ヒューマシャーはサフィイェの娘だ。

皇帝の死を告げると二人は驚く。
ヒューマシャーは唖然とし、サフィエは
「祝いの日となるはずだったのに、イスケンデルが皇位につけたはずだったのに。
残念ながら、私の孫は彼を殺したのよ」

と言って恨み言を言う。
 彼が部屋を出ていくと、

「あなたが皇帝を 逝かせてしまったのです」と今度はヒューマシャーが母に恨み言を言う。

そうだった。サフィエがキョセムの実の妹ヤーセミンを使って皇帝に毒を盛らせていたのだ。そのために皇帝は病気なった。

ヒューマシャーはキョセムの支配には反対していたが皇帝を大好きっだった。そのため彼の存続を心から願っていた。

「何が変わるというの。イスケンデルがいないのに・・・」
と母は言い返した。

部屋に戻ったオスマンは泣きながら側めに皇帝の父の思い出を語る。
すると彼女も自分のことを話し始めた。

「私の両親もなくなりました。
なき続けました。もう二度と笑うことができないと思いました。
けれどもあなたが私に手を取ってくれました。
あなたと共にいたので悲しみは消えました」

と手を取り慰める。
彼女は奴隷売買の場でオスマンに助けられ、ハレムに連れてこられたのだった。

ハリメは皇帝の弟のムスタファを皇位につけるとキョセムに持ち掛けられ、もちろんＯＫした。
キョセムは自分の子どもたちをみんな助けたかったのだ。兄弟殺の令をキョセムは変えた。

この後皇帝が兄弟を殺すという法はなくなった。
ムスタファが皇位についても、子供たちの安全は守られると考えてのことだった。

だがハリメたちは もちろんキョセムたちを一掃したかった。だが権力は未だにキョセムが把握していた。

今はまだ無理だとハリメは考えていたが、いつかはキョセムたちを一掃するつもりだ。

みんなは次期皇帝が誰かと推測し始めた。
オスマンは自分が皇位につくつもりだった。

メフメトは恐ろしがる。

メフメトはもしオスマンが皇位につけば自分が殺されるから、
メフメト自身が皇位につかなければならないとキョセムに言う。

サフィイェはこれからキョセムには苦難の道が始まると考えていた。
キョセムが子供同士が争うの目の前で見ていかなければならないからだというが、ヒューマシャーは「オスマンは兄弟に手にかけない」

と答えると、
「手は打ってあるわ」サフィエは答えた。

オスマンの師であるオメル・パシャがサフィエの息のかかった者だったのだ。

ということはオスマンはキョセムではなく、知らぬ間にサフィエの考えを優先することになる。

キョセムはオスマンに

「皇位はムスタファが継ぐ」

と言いに来た。するとオスマンは怒り、

「もしあなたの長男がメフメトならば同じことをしたでしょうか？」

とキョセムに初めて疑いを持った。

オスマンはキョセムの実の子でない。

そのためかオスマンはあれほどいつくしんでくれたキョセムを勘違いした。

この時二人の間に溝ができた。これは後に大きな悲劇を生むことになった。

こうして皇位をめぐり兄弟の中だけでなく母子の中も悪くなていく。

このような中葬儀は始まった。