オスマン帝国外伝 登場人物 シーズン４ スンビュルの恋人【ジェヴヘル】

ジャヴヘルはスンビュルが生まれて初めて恋した相手だ。
スンビュルが市場に用事があって出かけてきたときに偶然出会った。

スンビュルは偶然と思ていたが、じつは　彼女はピーリーレイスの部下のヤヴズにやとわれたスパイだった。

スンビュルに近づき何か重要な情報得ると言うのが彼女の仕事だった。

ところがスンビュルと知り合っていくうちに彼女は悩みはじめた。
スンビュルは宦官だったが、女性を心から愛することのできる人だった。
そして愛する女性にはとてもやさしかったのだ。

ミイラ取りがミイラになってしまったのだ。

彼女はスンビュルを愛するようになっていく。
そのため苦しくなり悪夢にうなされることもあった。

そんな彼女はそれでも使命を忘れていなかった。
なんともスンビュルを酔わせ、重要な情報を聞き出したのだった。
スンビュルはめったにお酒を口にしない。
もちろん禁じられているからだが、彼は根がまじめな人のようだ。
彼は普段口にしないものをのんだため泥酔してしまった。

ジェヴヘルは上手にスンビュルからに御前会議の様子を盗み聞きできる秘密の扉のことを聞き出した。

そしてそのことをヤヴズに伝えた。

スレイマンがそのことを知ることになる。

そうしてヒュッレムは窮地に陥った。
ジェヴヘルにとって、皇帝もヒュッレムがどうなってもどうでもよいことだった。
彼女はお金をもらって、立ち去るだけだった。
ところが
ヒュッレムは犯人を突き止め、スンビュルを罰したのだ。

ヒュッレムの罰とはほかでもないジェヴヘルの命をうばうことだった。

あの時代なら彼女が死に値する罪を犯したとみなされるのは仕方がないことだろうが、その役目をスンビュルに命じたのだ。

ジェヴヘルはスンビュルの異変に気付かず、いつものようにスンビュルが会いに来てくれたと思い
彼を中に入れる。
そして彼が持ってきた毒入りのボレキを食べながら
「二人で遠くへ行って、新し家族を作ろう」とうれしそうに未来を話すのだった。
彼女はその時スンビュルのことを、まったくうたがっていなかった。

ああ嗚呼気が付いてもよさそうなもなのに。
あのまま金をもらってすぐにげるべきだった。
だが彼女はそうしなかった。

最後は愛するスンビュルの手にかかってあの世へたびだっていった。