Netflix 日々はうたたかに
トルコ人と特有の天然的な明るさみたいなものが感じられず、最後も悲惨でした。見ると心がいたくなるような内容でした。
主人公のメーメットアリはストリートチルドレンとして育ち、今では廃品業を営んでいます。私がすこし住んでいたトルコの地方で紙を集めている方を見たことがないのですが、イスタンブールにはいられるのかも知れません。
彼は腎臓移植をしないと、命が危ない体調も優れません。
そんな彼があるアリという少年にで出会います。
その子と過ごすうちに、彼を母親に会わせてあげたいと思うようになり、目的をかなえるために行動もします。
最期の最期ですごいどんでん返しがあります。
実はアリは・・・・
というわけで最期までみないと本当のことがわからないようになってます。
虐待について
この映画はいくつかのことを訴えています。
その一つは虐待問題です。日本で放映されたMOTHERでも虐待のことを扱っていましたし、
トルコでは虐待される子が多いのかなあと思ってしまいますね。
ある人がトルコの悪い面を強調しようとする意図が隠れているのではないかと言っていました。
でも2021年3月にトルコは女性に対する暴力及びドメステック・バイオレンスオ防止に関する欧州評議会条約」(イスタンブル条約)から離脱を決定し
「・・・解決策をよそから探したり、よその真似する必要はない解決策は我々の伝統と文化に、我々の中にある・・・」
(0)と独自路線を目指すようですが、独自路線だけで虐待が減るとは思えません。
良い面はどしどし取り入れて映画のメーメット・アリのような不憫な子を減らしていかなければならないのでは・・・
主演の俳優・監督
主演のチャガタイ・ウルソイさんは世界的にも有名な俳優さんですが、ラストプロテクターというドラマでもわかるように、どちらかというと強いかっこいい役柄が多かったです。
7番房の奇跡の主演アラス・ブルト・イネムリさんとコンビを組んだイチェルデ(İçerde)もトルコでも大ヒットした名作ですが、素敵でした。
日本でも放映されるとイイですね。
監督 ジャン・ウルカイさんは1964年生まれの56才です。韓国の孤児をを助けたトルコ兵とその孤児アイラとの絆を描いた『ブレイブ・ロード 名もなき英雄』も素晴らしい監督です。