新・オスマン帝国外伝~影の女帝キョセム~ シーズン2 E58 大宰相ケマンケシュの最期
大宰相ケマンケシュ
キョセムは孫オスマンのことでイブラヒム皇帝の怒りをかい、エジプトに左遷させられることになった。勿論キョセムが行くはずもない。彼女は絶対行かないというが、今回ばかりは皇帝は後に引かなかった。彼は今ジンジ ホジャのいいなりだった。
このためジンジとケマンケシュの争いも激化した。
ついにキョセムはジンジを排除しようと画策した。だがそれが裏目に出てケマンケシュが捕まった。
皇帝は彼が謀反を企てたと思ったのだ。彼はキョセムの考えだったことを一切言わなかった。そのため死の宣告をされた。
でもなぜキョセムの画策が相手に伝わったのだろうか?
犯人はトゥルハン妃だった。彼女がすべておぜん立てした。彼女はキョセムの右腕ケマンケシュを葬りたかった。
そして今回絶好のチャンスが訪れたのだった。
キョセムは犯人を孫メフメト皇子の服に付着していた朱印から理解した。
そこで彼女を今度は罠にかけてた。ところがケマンケシュはまた捕まってしまった。
どうやらキョセムの対応が裏目に出たらしい。
こうしてケマンケシュはキョセムの目の前で処刑された。
その時のキョセムの表情は意味不明だった。何を考えているのかわからない。
いつもならもっと悲しい顔をするはずなのに・・・
人はあんまりにも悲しいと無表情になるが、そうだったのだろうか。
キョセムはその後左遷され宮殿を去った。
左遷後のキョセム
しばらくしてキョセムが庭を散歩していた。するとそこにマントをかぶった男が現れた。
最初アフメト皇帝の亡霊かなと思ったのだが、 彼はアフメトではなかった。
ケマンケシュだった。ケマンケシュの亡霊をキョセムは見ているようだ。
そう思ったのは間違いで、なんとケマンケシュは実物だった。
彼は死んではいなかったのだ!
キョセムはトゥルハンを使って、ケマンケシュの居場所を皇帝に伝えるように仕向けた。そして案の定、ケマンケシュは捕まった。
でもいつどこでケマンケシュケシュが入れ替わったのだろうか。
それは最後の最期で兵士の一人とケマンケシュが入れ替わったのだ。
二人はこのようにして再会した。かわいそうなのは身代わりになった兵士だろう。彼はきっとキョセムの味方だったに違いない。出なければあんな少しの間にケマンケシュと入れ替わるはずがないのだから。
名もない兵士の忠誠心は後々までには決して語られない身代わりの兵士!
とてもかわいそうだ・・・。