新・オスマン帝国外伝~影の女帝キョセム~ シーズン2 最終話E60 グリーンの指輪の行方 

1648年 

イブラヒム前皇帝は元叔父ムスタファが幽閉された場所に入れられた。そしてメフメトが皇帝についた。キョセムは摂政として政治を取り仕切った。権力はすべて彼女の手の中にあった。

だが民衆たちはイブラヒムを幽閉したことに異議を唱え、パシャたちの間でも反対意見が多かった。

そこで反乱を懸念したメフメト皇帝の母トゥルハン妃との一派が 、イブラヒム前皇帝を生かしておくのは危ないと考えた。

イスラム長老からファトワを得、キョセムに処刑するようにせまった。

キョセムは悩んだ挙句、ついにOKした。

こうしてキョセムの息子たちはみなあの世へ去った。

これによってキョセムはアティケも失った。彼女はムラトの娘カヤと共に宮殿を英会陰五去った。 

トゥルハン妃はすべてのイブラヒムの妃をエスキサライへ左遷した。

こうして3年が過ぎた。

1651年のことだ。

トゥルハン妃がついに行動に出た。キョセムの摂政の座を解任し、代わりにトゥルハン母をその座につけることを息子のメフメト皇帝に命じるために、会議を開いた。

だが直前にキョセムがそのことを知り、この目論見は失敗に終わった。

この後キョセムは攻勢に出た。もしこのまま放置しておけば、死が彼女を待っているとわかったからだ。

そこで考えた。メフメト皇帝の代わりにスレイマン皇子を皇帝にと・・・

ケマンケシュの意外な行動

ケマンケシュは何の罪もないメフメト皇帝を死なせることはできないと異を唱え、キョセムの元を去った。 

あのケマンケシュが!

何があってもキョセムから離れないと思っていた唯一の男ケマンケシュが去ったのだ!

キョセムからどんどん大事な人が去っていく。

それでもキョセムは実行に移した。

その方法は非情だった。ミルクの中に毒を混ぜ孫のメフメト皇帝を毒殺しようとしたのだ。

これが発覚し、宮殿は全面戦争に突入した。

キョセム対トゥルハン

二組争いはついに表面化し、命を懸けた戦いが始まったのだった。

キョセムは次に武力で宮殿を制圧し、皇帝を入れ替えようと計画した。

ところキョセムの忠臣の中にスパイが潜んでい。

スパイによって、事前にその計画はトゥルハンにばれた。

トゥルハンは万事を整え、先にキョセムを攻撃した。まずはハジュアー そしてデリムスタファ、そしてケマンケシュ。

ケマンケシュは一度はキョセムの元を離れた者のやはりキョセムを忘れられなかった。

そのためもう一度キョセムに忠誠を誓い、この計画に参加したのだが・・・

 キョセムの最期

最期にキョセムは見つかり連れ出され、宮殿の通路の真ん中で首を絞められた。

その後女官たちがハゲタカのように集まってきて、キョセムの装飾品をちぎって奪った。

最期にキョセムの指にはめてあったあの指輪、ヒュッレムスルタンの時代からずっと受け継がれてきたあのグリーン指輪ももち去られた。

キョセムが絞殺され倒れた様子を二階からトゥルハンが見下ろしていた。彼女の中指にはあのグリーンの指輪が光っていた。この指輪はスレイマン大帝がヒュッレムに贈ったもので、それは愛の証だった。

それが100年後には権力の象徴として、女権力者の指にはめられていたのだった。

もしこれをヒュッレムが見たら、さぞ嘆き悲しむことだろう・・・

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 ヒュッレムの指輪覚えている? 


どの指輪?
ほらスレイマン大帝に愛のあかしとして初めてプレゼントのグリーンのゆびわだよ
ええあのゆびわね。わかいころのマヒデブランが欲しがって黙って隠しちゃったあのゆびわでしょう?でもなぜ突然指輪の話をしだしたの?

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