新・オスマン帝国外伝~影の女帝キョセム~ シーズン2 E46 キョセムの娘、孫たち、そして嫁があの世へ旅立ち、皇帝は行方不明

もう当た皇帝は森の中をさまよううていた。そして黒い男の姿を追いかけていた。途中泥沼にはまった。そばの草をもって這い上がろうとした。だが草も泥沼の中に消えていった。

ムラト皇帝はただ沈むのを待つ以外何もできなかった。


多分この光景は夢に違いない。

彼は何から逃げなぜ泥沼にいるのだろうか?

彼の下した命令によって姉ゲヴヘルハンが自殺した。 理由はムラト皇帝が再婚を命じたからだった。相手はキョセムを慕っているケマンケシュだったが、ゲヴヘルハンが死ぬほど愛した人は他にいたのだ。よりによってその愛する人と妹アティケの結婚を命じたのも 皇帝だった。キョセムはもちろん反対したが、皇帝は聞き入れなかった。

結果活きていく意味も望みも失ったゲヴヘルハンは自殺の道を選んだのだ。

だが宮殿での悲劇はこれに留まらなかった。

その結婚式の頃 アイシェ皇帝妃とムラト皇帝の赤ちゃんが誕生したのだ。無事出産は済んだ。だがそのあとアイシェ皇帝妃は流刑されることになった。

別れの時が近づいてきた。最後にアイシェ皇帝妃は子供たちに合わせてほしいと願った。キョセムは許可し母子は3人で時を過ごした。ところがこの時悲劇が起こった。

アイシェ皇帝妃はいつも持ち歩いていた毒薬を3人の飲み物に混ぜたのだった。

そして「みんな一緒よ、別れることはないわ」と いいながら薬を飲ませた。3人は眠るように逝った。

ああ哀れな子供たち!こうしてまた宮殿では3人の葬儀をしなければならなくなった。

この状況に耐えられなかったムラト皇帝は3人最期を見てアト、行方不明になった。彼は森の中をさまよっていた。

冒頭で話した夢は実は夢ではなかった。彼は本当に何一も森の中をさまよっていたのだ。それはそうだろう。自分の決定で、姉そして皇帝妃だけでなく、自分の愛する子供たちまでもあの世へ送ってしまったのだから・・・

ムラト皇帝の留守を知ったシナンパシャたちは行動に出ようと決めた。

そんなことはしらないバヤジトはまた母のいるかくれがを尋ねた。ところがカシムが跡をつけ、ついにバヤジトの母が生きていることが発覚してしまう。

カシムはそのとき頭を打たれて倒れた。

またまた大変な展開になってしまった46話。これほど悲惨な話はめったにないだろうけれど、これから先まだまだ思いもよらない惨事が待っているような気がする。

でもどんな不幸が悲劇が起こるというのだろうか? 予想もつかない・・・

キョセムのドラマは暗いよね

ええ、あまり楽しくないわね。インドドラマのほうが面白いわね

そう?

そうよ!だって正義と真実と義務をとても重んじているわ。正義のために感情的な部分をちゃんとコントロールできるのよ。インド人は!

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