新・オスマン帝国外伝~影の女帝キョセム~ シーズン2 E59 イブラヒム皇帝が幽閉される
1648年
ケマンケシュ事件から4年がった。今は1648年だ。相変わらずキョセムは左遷させられたままだった。
そこへイブラヒム皇帝の結婚の話が入ってくる。キョセムを陥れたトゥルハン妃が伝えに来たのだ。オルハンの母ヒューマシャーと正式な結婚をするということだった。
でもなぜあのトゥルハンがやってきたのだろう。キョセムを裏切って、ケマンケシュを陥れた張本人なのに・・・
彼女はキョセムがイェニチェリを使って、皇帝を変えるという話を聞いたために来たのだった。未だキョセムのイェニチェリの実権をにぎっていた。キョセムと連合を組みたいとのことだが、キョセムは断るだろう。
しかしキョセムは彼女の申し入れを受け入れた。
結婚式
そして結婚式の当日キョセムは4年ぶりに宮殿に行った。
そキョセムが宮殿にいる間にイェニチェリが宮殿に入り、流血なしに皇帝をメフメト皇子に変える手はずだった。
ところが、トゥルハンの命令で、皇帝側が発砲し死人が出てしまう。(キョセムはこの計画を全く知らなかった。)
イェニチェリたちの怒りは収まらず、その矛先はキョセムにも向けられた。トゥルハンの狙い通りになったかのように見えた。
だがキョセムは一歩上手だった。トゥルハンの息子・メフメト皇子をある場所にかくまっていたのだった。
もしトゥルハンがキョセムの言うことを聞かなければ、メフメト皇子の安否はわからないと思ったトゥルハン!
トゥルハンは子供のために頭を下げるしかなかった。
こうして皇帝は幽閉され、キョセムは摂政となり、メフメト皇子も皇帝となった。
トゥルハンの口が何だか怖い。不気味な感じで、キョセムを彼女は怖がっていない。
キョセムはトゥルハンの力を少し甘く見ているような気もするが・・・