新・オスマン帝国外伝キョセム シーズン2 E54 バグダッド遠征、

 イブラヒムたすかる

 ムラト皇帝がイブラヒムに処刑をしようとしたとき、地震が起こった。その時皆がパニックになり、皇帝はこれは神の保護だと思い、処刑を取りやめた。

カシムの葬儀の後、イブラヒムはまた幽閉された。そしてキョセムは地下の牢に閉じ込められた。

子供に牢に入れられたショックで何も食べられない状況が続き、ケマンケシュやハジュアーが励ましても彼女の耳には届かなかった。

こうしてあの強いキョセムも衰弱していった。

イブラヒムと言えば兄カシムの幻や影である処刑人たちの存在におびえていた。 

皇帝はアティケも事件について知っていたとしり、悲しんだ。彼の周りには、彼を支持し信頼できる身内は一人もいなくなったからだ。

反対にペルシャ出身のユスフが皇帝を支えていた。

ケマンケシュは事件に加担したが、親友デリムスタファの計らいでとがめられることはなかった。

再び遠征へ

皇帝は体調が悪いながらも遠征に出かけることにした。バグダッドへだった。以前にも何度もバグダッドをめぐってはトルコとペルシャの間で争いが繰り広げられてきた。

今回ムラト皇帝はイブラヒムを遠征に参加させることにした。

キョセム遠征の間イブラヒムが殺されるのではないかと心配し、シナンパシャの意見に従い、肯定を毒殺することを決めた。

だがその事実を記した手紙を シナンパシャは自分が逃亡した後皇帝の元へ届くようにと手配してあった。

そしておそろしいことが起こった。皇帝がその手紙を受け取ったのだ。

キョセムが自分を毒殺しようと知った皇帝は・・・

 感想

ますますえらいことになるキョセム!ここまでするか・・・何をしたいのか・・・イブラヒムを救うためにムラトを亡き者にするのはどうも筋が通ていないような・・・

今まで子供を守るためと言いながらここまで数々の残忍な行為も肯定してきたキョセム。今ここではじめて岐路に立った。彼女にはもう子供を救うという名目はないのだ。今あるのは自分にとってどちらが有利な子供かということだけだった。これもキョセムはオスマン帝国の将来を思ってという風に言うけれど、 子供を毒殺しようとすることはどんな理由があれ間違っている。

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