新・オスマン帝国外伝キョセム シーズン2 E55 ムラト皇帝無事帰還する。
バグダッドに近づいたオスマン軍は、ゲンチオスマンの知恵によって、問題を解決した。そしてペルシャ軍オスマン軍は対峙した。
厳しい戦いのように見えた。続オスマン帝国外伝ではじめて本格的な戦争シーンを見たが、よく撮れている。
ムラト皇帝は先頭きって敵陣に突っ込んだ。戦いにおいて彼は大変勇敢だった。時が時ならば、もっと大きな勝利を数々得続けたかもしれないが、帝都内の問題が山済みしている中で、彼が戦いで力を発揮できるのはこれで最後になった。
多くの兵が亡くなったが、オスマン軍は勝利し、大宰相に任じられたケマンケシュは残務整理のために残った。
皇帝は負傷もしたため病状が悪化したが、何とか帝都に戻ることができた。だがその後もキョセムとは和解できず、彼はなんとクリミアの王子を皇帝につかせようと考えた。
何としてもキョセムにはオスマン帝国を統治させたくなかったのだ。キョセムは彼の態度を見て、彼と和解することをあきらめた。
こうしてムラト皇帝は死ぬ最期の時まで戦い続けることになる。
アティケとキョセムとの仲も悪くなる一方だった。彼女は
「キョセムが一人ぼっちになったのはキョセム自身のせいだ」とはっきり言いのける。彼女は少しキョセムに似ているところがあるかもしれない。大変知的で決断も速く勇気もある。彼女はムラト皇帝の死後、イブラヒムを助け二人で帝国を統治しようと考えていた。
こうしてムラトの死が迫っている中、宮廷内はカオス化していった。
キョセムか?
クリミアの王子か?
それともアティケか?
誰がムラト皇帝亡き後舵を取るのだろうか?
そしてケマンケシュは誰の味方をするのだろうか。