ポロス 古代インド英雄伝 シーズン4 9話 母アヌスヤ対妻ラチの戦い! 裁くのは新王プル
そして新王妃ラチも新たな使命をダスユの王妃から与えられ、パウラヴァへ・・・
兄を殺害したアヌスヤ王妃はラチを儀式にのっとり正式に受け入れた。だがここからが問題の始まりだった。
ラチはプル王と二人きりになるとプルの母アヌスヤを訴えるといった。そして正義の天秤の前で、正義と真理を追究するよう求めた。
新王プルは彼女の訴えを受け入れ、明日裁判するという運びになった。勿論この裁判は母アヌスヤ前王妃にも望んだことだった。
そして次の日みんなが集まった。そして裁判は緊張した雰囲気の中で始まった。プルは何とも大変な立場に立っていた。母と妻の間で・・・
だがプルは王として公正な裁判を行うことが母の望みでもあると十分わかっていた。
前王妃アヌスヤは自分で目撃したことをはなした。だが彼女の他に目撃者は誰もいなかった。
原告の言葉は証拠とならないのは当たり前に事だ。この証拠は却下された。
そこで、アヌスヤは自分以外に証人がいないことをすなおに認め、判断をプルに任せると言った。
わあ!本当にこまるよね。プル!どうするんだ・・・
多分プルは目撃証拠のないためアヌスヤを罰する判決を下すに違いない。それが今見えるだけの証拠で明らかにされることだろう。
多分アヌスヤもそのことはわかっていた。でもアヌスヤはたとえ無実の罪で裁かれてもいいと思っていた。何故なら彼女にとって一番大切なものプルの命を救うことができたからだ。そしていつか真実が明らかにされるだろうことを彼女は確信していた。だからそのほかのことは彼女にとってどうでもいいことだった。
ラチにしてみれば、兄の無実を信じていたから、この訴えは当然の行いだったろう。
新王プルがどんな判決をするのか?!
それは10話で明らかになる!アヌスヤは助かるのだろうか?
それとも処罰を受けるのだろうか?
もう一つ重要なことが今回あった。それはチャーナキヤだった。彼は最後の望みをかなえ体中を土まみれにした。 彼はジェーラム川で沐浴をし、川岸の泥で体を覆った。その格好で民衆の前に行き、彼らに感謝を述べ、金属の牛の入れ物の入った。そして下からアレクサンドロスが火をつけた。
断末魔の叫び声が!
それからしばらくすると静かになった。
え?
死んじゃうの?
誰かが助けにくるはずだとずっと思っていたが誰も現れない!
ではたぶん急に天候が変わり大雨が降り始めるんじゃないかと思ったけれど青空のままだった。
このままでは彼は焼け死ぬ!
歴史上では彼は次の時代にインド統一をはたしたマガタ国マウリヤ朝の宰相として活躍していたのだだからここで彼が死ぬはずがない!
と思いながらも、ドラマは進行していった。
そしてついにアレクサンドロスがチャーナキヤを金属の牛の入れ物から出すように命じ、彼は引き出された。彼は横たわった。彼は死んでいるようだ!
知恵と思想がアレクサンドロスの権力に屈した瞬間だと、アレクサンドロスは思った。チャーナキヤはこうしてタクシラの民の前で天に召された。