新・オスマン帝国外伝~影の女帝~キョセム シーズン2 E45二組の結婚式 悲しい結末 

バヤジト皇子はろうやにいれられた母に会いに行った。そして小瓶をわたした。小瓶には痛みなく死ねるくすりがはいっていた。母は息子とわかれのあいさつをし薬を飲んだ。そしてぐったりとよこたわった。

死ぬすこし前手紙をもらったファルヤ 王女直ちにムラト皇帝のところへむかった。手紙呼んだムラトはすぐにアイシェをよんだ。

彼女は初めファルヤの中傷だと言い張った。そして無実だといい続けた。だが皇帝は今度ばかりは彼女を信じなかった。最後に彼女は罪を認め許してください。勿論皇帝は許さなかった。なんといってもムラト皇帝は罪をゆるすようなものではなかった。

街を見回った時も煙草を吸っている若者を見つけ、みんなの前で無残な死を遂げさせたのだ。この時代たばこも酒もコーヒーも禁止された。

ただ彼が許したのは刀持ちにムスタファだった。彼は元の小姓頭の地位につき、さらにアティケとの結婚を命じられた。

皇女と言えばみんな喜ぶと思うだろうが、刀持ちは違った。刀持ちが結婚する皇女がアティケだったからだ。

これが皇帝が刀持ちへ与えた罰だった。愛する人と刀持ちは結ばれないのだ。それだけでなく皇帝はもっとひどいことをした。刀持ちの愛する皇帝のもう一人の妹ケマンケシュと結婚させるというのだ。ケマンケシュには思いをよせる人がいた。

でも皇帝の命に従わなければならない。

こうして二人の皇女は結婚することになった。

母親が死んだバヤジトは悲しみながら彼女の棺を担ぎ、そして地面の下に埋めた。

バヤジトはかわいそうだ。

と思ったのだが、彼が葬式後に向かった場所は意外だった。元料理長の知り合いの家だった。そこにはバヤジトに思いを寄せる娘カリカが住んでいた。

その家にバヤジトはある女性を隠していた。

それは死んだはずの母だった。母ギュルバハルに彼は毒を与えたのではなかった!

彼が与えたのはしばしの間息を止めることのできる薬だった。今目覚めのための薬を飲ました。するとギュルバハルが目を覚ました。

なんとまあ!やはり子が母親を殺すなんてことありえない。バヤジトは特に母親思いだった。

こうしてバヤジトの機転により母ギュルバハルは命が助かった。 それから6か月後いよいよ結婚式が行われる日が来た。二人の花嫁は着飾り準備は終えたようだ。

アティケは嬉しそうに式を待っていた。だが姉のほうは悲しみに沈んでいた。彼女は好きな人がアティケと結婚するのだから、悲しいのは当たり前だ。それに付け加えて自分の好きでない人と無理やり結婚させられるのだから沈むのはしょうがない。

ところが彼女はある決心をし、みんなの待つ広間に向かった。

中に入ると、ムラト皇帝と呼び、それから今までの自分の人生を語り胸を刺し倒れた。

それを見てキョセムは叫び、ムラト皇帝もアティケも彼女のそばに走り寄った。もう一人それを見ていたものがいた。刀持ちだった。彼は愛する人が自殺するところを見てしまったのだ!

どうする刀持ち! 愛する人の後を追うのか?どれともアティケの結婚するのか? 

ハナー:バヤジトがかわいそうだと思ったけれど、やっぱお母さんを助けたんだね。

明菜:それはそうよ、お母さんですもの!刀持ちは愛する人をなくして、すこしかわいそうなきもするわ・・・

ハナー:なんで?もともと無理な恋愛だったんだよ!もっと早く態度をはっきりしていれば、良かったかもね。

明菜:そうね、話がこじれる前に刀持ちはちゃんと皇帝に自分の素直な心のうちを伝えればよかったのに・・・そうすればもしかしたら二人は結ばれたかもしれないわ。

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