新・オスマン帝国外伝～影の女帝キョセム～ シーズン１ エピソード24の4あらすじ イスケンデルの処遇は？

イスケンデルは許された。皇帝はイスケンデルを地方に左遷することでこの問題を解決したように見えた。
問題と言うのはこうだ。
イスケンデル前の皇帝の息子でそれを知った母サフィイェは彼を皇帝にしようと考えた。本人のイスケンデルはそのことを全く知らなかったが、イスケンデルは事実を知った時サフィイェに促されて、逃げるという行動をとったのだった。そして捕まえられた。
こうして皇帝の前に連れてこられたイスケンデルは皇帝に忠誠を誓うと言い、二人は和解した。
よかった！

許されて外に出るとそこにキョセムが待っていた。そして「イスケンデル」と呼びかける。

「私はあの世に帝都から離れると申し上げました。ですがあなたは妨害しましたね。私が死ぬのを望んだのですね。なぜですか？なぜそうしたのですか？」
とイスケンデルは本当に悲しそうだ。絶望していい人がいたら今のイスケンデルだろう。

（だって何度も何度もキョセムを窮地から援けてきた人なんだから。イスケンデルが離れると言った言葉をどうして信じてあげなかったんだろう！
イスケンデルにとってキョセムは思いを寄せる人であり、キョセムがイスタンブルに来てからも何度も助けてくれたのだから、せめて逃がしてあげればよかったのにと思うのは私だけ？）

この切実な質問の答えはこうだった。

「真実を知ったのにかくしたからだわ。何か秘密の目的があると思ったよ」

と ・・・

イスケンデルは、
「私は一度も皇帝への忠誠心を失ったことはありません。今もしません。でも理由はこれではないのですね。サフィイェスルタンに復讐したかったんですよね。妹の復讐を…。もし交代が私の命を取ったとしたなら、この目的は達成するところでしたね」

というと、キョセムの答えはいつも同じだ。

「私は皇帝とオスマン家のためにすべきことをしたのです。あなたの母をケシのかけらほども信用していません」と。

するとイスケンデルは一歩前に出て、

「あなたの目の前には、小姓頭のイスケンデルではなく、皇子イスケンデルがいます。分をわきまえよ」と、ついにイスケンデルはキョセムと初めて敵対した。

こうなるのも自然だろう。人を愛するのも憎むのも本当は同じことだから・・・

馬を見ている、オスマン。オスマンは馬が好きのようだ。素敵な馬を見て喜ぶオスマン。その馬たちは皇帝が贈り物としてどこからからか持ってきた。さてその馬を誰にプレゼントするのだろう？そこへメフメトもやってくる。そして彼は兄のオスマンがまだ知事になれないと伝える。メフメトはオスマンに嫉妬していた。

オスマンはその足でキョセムに会いに行く。オスマンはサンジャクに行くことをキョセムが反対していると思っていた。 キョセムはオスマンとメフメトの仲を心配し始めた。

サフィイェとヒューマシャーは悲しみのふちにいた。そこへイスケンデルがやってきた。
驚き喜ぶ2人！（BGMがいいなあ）

だがイスケンデルは「すぐに出発しなければならない」と伝えた。

すると「少しまっていれば、必ず呼び戻す」というヒューマシャー。

サフィイェは「一度でいいから抱きしめたい」と頼む。

イスケンデルはこれを受け入れた！

この時3人は初めて心を一つにしたのだった。

（家族が心を通じ合わせる瞬間っていいなあ）


外ではズルフィキャルが待っていた。

皇帝は体の具合がわるそうだ。そこへキョセムはイスケンデルについて「なぜ許したのか」と問いただすが、「イスケンデルは謀反を起こさないだろうと確信している」と答えた。

実は皇帝はイスケンデルのキョセムへの気持ちをハジ・アーから聞いて知っていたのだ。皇帝の心はその時決まったようだ。

イスケンデルはサンジャクへと向かう。途中で休んだズルフィキャルとイスケンデル。
そこには墓穴がほられてあった。

イスケンデルは理解した。しれが自分の墓穴だと・・・

皇帝はイスケンデルを許さなかったのだ。

イスケンデルはズルフィキャルとヘラールラシマをする。

ヘラールラシマとはゆるしあうことだ。ふつうは別れの時に使われることが多い。旅行とか、死ぬとか、ハッジへ行くとか・・・

イスケンデルは首を絞められた。
こうしてイスケンデルは短い人生を閉じた。