帝都に無断できたムスタファはピンチに・・・ E109 

フーリジハン: イブラヒムとハティジェの娘、バヤズィット(バヤジト)皇子を慕っている。ヴァイオリンが上手。
ファトマ:スレイマンの妹、ムスタファの頼みで帝都の着てヒュッレムをけん制している。
ジハンギル: ヒュッレムの息子、小さいうちから病気を抱えて辛い人生を送ってきたが性格は良い。フーリジハンに好意を持っている。
スレイマンに呼ばれたムスタファは
「あなたの年で、あんたのような経験がある者がこのような間違いをおかすことはありえな。目的は何なんだ?!フズル総督にお大事にと言うために行ったのでないことは明らかだ」と静かに尋ねる。
「そのために来ませんでした。やむをえず来てしまいました。そうでなければ自分の領地(サンジャク)を出て、帝都に来るなどと言うことはありませんでした。」
「何なのだそのやむをえずという言う理由は?

それでムスタファはフズルの娘がアマスヤに来ていて、その時さらわれたことを話した。
スレイマンは「何故ミフリュニーサがアマスヤのサンジャクにいたのか」と尋ねると、
「相談役としてきていた。彼らを追っているとサンジャクを出てしまい、さらにミフリュニーサを助けた後は、心配でフズル総督のところまで連れて行った」と答えた。
「もし先にこのことが知られなかったら、その出来事をあなたに説明に来るつもりだった」という。
 ムスタファ本当にそうするつもりでいた。
だが、ヒュッレムとリュステムのっ罠だったため、ちょうどフズルのところにムスタファがついたときに見つかるようになっていた。

部屋の外ではジハンギルが心配そうに待っていて、 「どうなったか」と尋ねる。
「どうなったかはわからない。皇帝のみご存じだ」というムスタファ。

その後ムスタファの処分が決まるまで、ミフリマーフのところでムスタファはとどまることになった。
3人の兄弟姉妹は久しぶりに話をする。

ファトマとフーリジハンは駆け付ける。ムスタファはこの二人とは仲がいい。なぜならファトマはもともとムスタファのために帝都に来たのだ。
そしてフーリジハンはムスタファをこよなく愛したイブラヒムの娘だ。彼女もムスタファのためにやってきた。
ムスタファとあつい愛さちゅを交わした後、

「味方にはならないが敵にもならない。自由に生きてきた」とファトマは姪のミフリマーフに親しげに話す。

「無駄な争いはやめよう。それは愛に反する」というのだが、ミフリマーフはファトマの考えをうけいれるのだろうか?

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