オスマン帝国外伝シーズン４ エピソード１１１ハイライト ジハンギルの元気がない理由とは？

ジハンギルとフーリジハンはバヤズィットのいるキュタフヤを訪れた。ジハンギルはフーリジハンと共に旅ができるのでとても幸せだったはずだが、今そのジハンギルが母ヒュッレムとあいさつを交わしている。

ジハンギルは滞在予定を短めにして、早めにイスタンブルに戻ったのだった。

ヒュッレムはジハンギルを見て喜ぶがジハンギルは元気がなさそうだった。

「兄と喧嘩でもしたのか」と心配するヒュッレムに
「何もなかった。あなたに早く会いたかっただけだ」と答える姿が痛々しい。

 でも何が起こったのだろう？出かけるときはあんなにうれしそうだったのに・・・

そこで今までのいきさつをさっとまとめみよう。

ハンギルはフーリジハンに思いを寄せていた。病気のために引っ込み事案だったジハンギルだったが、フーリジハンのやさしさを自分への好意と勘違いしたようだ。
それも仕方がない。
フーリジハンがジハンギルからかりた本の中にメモをはさんでおいたからだ。それは誰もが勘違いするようなメモだった。
だが残念なことにそれはジハンギル宛のメモではなかった。

こうしていくつかの行き違いがあってから、二人はバヤズィット（バヤジト）の元へ出かけたのだ。

フーリジハンは皆さんもご存知のようにバヤスィットを慕っていた。バヤズィットも同じだった。

でも二人とも、自分たちのことに夢中で、ジハンギルの気持ちには全く気が付かなかったのだ。

ジハンギル自身もキュタフヤに行くまでは二人の関係を知らなかった。

キュタフヤで、ある出来事を見てしまったジハンギルはすべてを悟った。
なぜフーリジハンが自分に優しかったのかとか、なぜ自分と一緒にキュタフヤへ行くことを望んだのかとか・・・諸々のことをだ。

そうなのだ。すべてはバヤズィットのためだった。

それを理解したジハンギルはいたたまれず、帝都イスタンブルへ逃げるように戻ったのだった。

フーリジハンはもう少し滞在したかったことをイスタンブルに帰ってからファトマ皇女に話した。

ファトマ皇女は「バヤズィットとあなたは大丈夫だ」とフーリジハンを励ます。

一方
二人が帰ったクタハヤではお目付け役のララとバヤズィットが言い争いをしていた。

ララはフーリジハンとバヤズィットの関係を知り、それを妨げようとした。 もちろんバヤズィットのためだったが、そんなことをいくら言っても、バヤズィットは聞く耳を持たなかった。恋は盲目だから・・・

バヤズィットはフーリジハンに手紙を書いていた。

もしこのことがスレイマン知られば大変なことになることを知りながら・・・

当時の皇子たちにとって、ある人を思うことは、喜びと共に、危険を伴うことがしばしばあった。

バヤズィットとフーリジハン、そしてムスタファとミフリュニーサ、どちらも危険な愛だった。

傷心のジハンギルは立ち直れるのだろうか？

バヤズィットとフーリジハンはどうなるのだろうか？