【ムスタファを出迎えるイェニチェリ】 オスマン帝国外伝シーズン4エピソード105予告編


 アラスイーネムリ扮するバヤズィットが怒った口調で母ヒュッレムに不平を言っている。
そうなのだマニサ知事酒飲みセリムと小田なされたセリムが選ばれた。彼とバヤスィットは小さいころから犬猿の仲だった。ムスタファ兄が選ばれたなら何とか納得できるがセリムでは無理のようだ。それをなだめるヒュッレム。
 一方ムスタファは皇帝の天国から再びおい出されたと不幸のどん底のようだった。それをレイス フズルが慰める。「もしそうなら自分の天国をたてよ」と言うのだ。なかなかフズルらしい考えだ。フズルはもともとアルジェリア方面の海賊で赤ひげと恐れられていた男だ。独立精神が強い。
 セリムは鏡を見ながらカザンフェルにマニサ行の準備をするように命じている。この男がマニササンジャクに選ばれたセリムだ。キョセムの敵役として出てくるサフィイェはセリムの息子の嫁にあたる。
 次に出てくるのは少しなまりのあるセシリアだった。彼女は「こっから出る道はない。救いもない」(ブンダン チュクシュ ヨク、クルトゥルシュ ヨク)と言いこのハレムでトップを狙うことを一緒にとらわれたおつきのものに話している。
 次のシーンではヒュッレムにセリムと共に行くように願う。そうか、セリムがマニサの知事に任命されたということは次期皇帝妃を狙ったわけだ。彼女をヒュッレムはセリムのサライに行くことを許すが、後にこれがヒュッレムの権威を揺るがす出来事の始まりだとは今は誰も知らなかった。
 セリムは「私とこないか、一緒に散歩しよう」と誘うと、バヤズィットは「確かにいつかマニサ行くだろう。サンジャクの長になるためにな」と、けんか腰の返答をするバヤズィットだった。
 二人はとうとうけんかになる。そのことをジハンギルが慌てて皇帝に伝えに行くと、スレイマンは白馬に乗って二人のところへ走っていく。
 次のシーンでは斧をもってはしっている男が映る。アトマジャだ!彼は波乱に満ちた人生を送る。初めに彼はムスタファを後押しするレイスについていた。それからムスタファ直属の部下になり、彼を陰ひなたなく守る。そしてムスタファ亡き後は遺言に従いバヤズィットに仕える。そして最後は今持っている斧を持って大宰相リュステムと対抗する。
 そのアトマジャ今は彼は猛烈に走っている。走る先には弓を放つ覆面男の姿があった。彼に向って斧を投げつけるが、弓は放たれた後だった。弓の先にはムスタファがいた。弓はムスタファめがけてまっすぐに飛んでいった。
覆面の男はリュステムの指示で弓を放ったのだった。

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